設定集2

 2021年。

 コロナと呼ばれていた病魔によって世界が混乱した年。

 世界はさらなる動乱に包まれた。

 突如、世界に魔物と命名された超生物が住まうダンジョンが誕生したのである。

 

 ダンジョン。

 魔物が住まう物理法則に反した空間であり、入り口は直径100m程度の穴でしか無いのにも関わらず、中は異常なまでに低く、中には階段があってどんどん下に行くことが出来るようになっている、


 ダンジョンに生息している魔物たちは何故かダンジョンに入ってきた人間だけの命を狙って殺すという性質を持っている生物だ。

 しかし重要なのは人間の命だけを狙う生物だと言うことではない。

 真に重要なのはその体内に存在している小さな石が莫大なエネルギーを有しており、環境に優しかったのだ。

 魔物の体内に存在している小さな石が新たなる環境に優しいエネルギーとして注目を浴びたのだ。

 

 そして、ダンジョンに入って魔物を倒した人間は己の力が上昇していることを認知し、スキルや魔法などと言った非科学的な能力を手に入れることも出来るのだ。

 

 そのため、世界各国は真エネルギー確保と非科学的な能力を持った人間……戦争を変える可能性を持つ

 特にエネルギーが不足し、オタク精神に溢れていた日本では熱心にダンジョンの探索、開発を進めていた。

 当時、なろう系の主人公になることを志した少年たちがダンジョンに入って死亡する事件が多発するほどに。

 

 2026年。

 世界にダンジョンが誕生してから5年も経てば人々はダンジョンのある日常に慣れ、しっかりとした制度も整えられていた

 日本ではたまたま当時の総理大臣がラノベに精通しているというちょっと信じれないこともあり、冒険者ギルドなどラノベ風の制度が確立され、今、日本はラノベのような世界となっていた。

 

 2023年に起きたスタンピート、ダンジョンから大量に魔物が溢れ出すという大事件を除けば、大きな事件もなく、人類はダンジョンと上手く共存出来ていた。 





 国立冒険者学園

 2022年に日本国がダンジョンに入る人材を育成するために建てられた学園。

 この学園はダンジョンを攻略する冒険者を育てる教育機関としては国内最高峰。

 世界でもトップクラス。




 魔法やスキル

 ダンジョンより与えられる恩恵……なのだが、僕は自分の持っている魔法やスキルとは違う力のせいで、ダンジョンの恩恵を受けられないのである

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