第二章 戯言なんかじゃない
僕たちはなぜ出逢ってしまったの?
あの時少しだけ廊下に出るのが遅ければ
僕ば君を知らずにすんだよね
そしたらふたりはこんなに泣かなくても良かったよね
君の頰に触れて
唇を重ねると
この悲しみは
魔法のように消えていく
君の腕の中で微睡み
君のすべてで愛される喜び
離れたくないと僕が泣く
離したくないと君が泣く
誰が決めるの?
誰が認めるの?
僕たちの愛の深さを
お互いの高まりは
お互いの熱量は
お互いの中に吐き出される
君は僕を抱き締め
僕は君を抱き締め
やがて
ひとつの塊になる
至福の時は止まる
永遠に……永遠なんだ!
浅い眠り 紫陽花の花びら @hina311311
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