浅い眠り
紫陽花の花びら
第1話 温もり
あぁ嫌だ……
右手は
いて欲しいと願いながら
温もりを弄る。
あぁおまえが欲しい。
あの囁きに
心溶けていく
自分を感じたいのに。
あの時は怖くて
ただ怖くて
おまえだけを
ただおまえだけを見つめている
自分が苦しく過ぎて。
可笑しいよな
浅い眠りのなか
お前の温もりを
感じている
ああ
抱き締められ
貪られる快感
微かな期待をしながら
目を覚まし
そっと
手を伸ばす
あぁ触れたい
あぁ触れて欲しい
ひとつになり
貫かれたい
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