第7話
自分の勉強部屋には、最初に来た時から、霊の存在を自分は感じてた。
夜になって、寝てると、ふとんの上から、圧力を毎晩感じていた。
あと机の上の本やノートがパラパラと音をたてて、めくられていく。
何ヵ月か過ぎて、芸術家の霊のような気がしてきた。なんとなく、感覚的に、女流作家か女流画家のような。
机の上の本やノートも、美術や古文が好きみたいで、よく見てるようなのだ。
寝てる自分に、「芸術にもっと意識を高く持って」って言ってる気する。「宇宙へ広がるような心を」と説いているように。
ある日、お姉ちゃんに、夜、いっしょに自分の部屋で寝てもらった。同じ現象が起きた。お姉ちゃんは、「芸術家っぽい雰囲気するね。芸術に対する大きな心っていう芸術論を言ってるみたいな」
まさに自分と同じ感覚だったから驚いたけど、同じように思ってくれて、めっちゃ嬉しかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます