第16話:童話

ある所に若い女性が1人で寂しく暮らしていました


ある日、本屋で見つけた本に召喚魔法が書いてありました


女性はなんとなく召喚魔法を試してみました


現れたのは悪魔


彼女は悪魔にお願いしました


寂しいから一緒にいて欲しい


悪魔も一人だったのでなんとなく一緒にいました


2人は一緒にいるだけで幸せだったようです


ある日、悪魔が女性に提案しました


多分あなたは年老いて先に死んでしまう


私と契約して欲しいと


彼女は自分の願いは聞いてもらったので悪魔の願いを聞きました


老化が止まり半永久的に生きる、体が壊れた時は物理的には死ぬ


そんな魔法をかけたようです


何もなく日々は過ぎて行きました


悪魔が一度自分の世界に戻ると言いました


何か用事ができたようです


女性は何も聞かずに見送りました


そして長い時間、彼女は悪魔を待ちました


ある所に若い女性が1人で寂しく暮らしていました


ある日、彼女は彼を探しに旅に出ました


---


ノーラ「なるほど」


不思議な話だな・・・この人は魔女になるのか・・・魔法が使えるから魔女になるわけでもないのか?


まてよ・・・アンジェラはこんな感じ?・・・ではないか


本を戻して棚をみる


もう一冊魔女の童話を見つける


---


森にエルフが住んでいました


彼らはとても長生きで600年くらい生きるらしい


成長は不思議で20歳までは普通の人間と同じように成長します


その後、時間の流れが遅くなったかのように成長と老化がゆっくりになります。


200歳になっても20歳くらいにみえるようで300歳で30歳くらいでしょうか


もしかしたら見た目は幻影かもしれません


とある女性のエルフは暇で人間の街に遊びに行くようになりました


人間の言葉を覚えて読み書きもできるようになりました


ある日見つけた本にいろいろな魔法がのっていました


彼女は順番に魔法を試しました


危険な魔法もあればや役に立ちそうな魔法もありました


危険な魔法は隠して役に立ちそうな魔法だけみんなに教えました


人には難しいけどエルフには簡単に使えたようです


友達になった人間と仲良くしていましたが寿命が違いました


人間は友達になっても年老いて死んでしまいます


100年くらいそんなことを続けた彼女はとても寂しくなりました


彼女はなんとなく旅に出ました


---


ノーラ「これはこれで魔女だな・・・」


この2冊の・・・2人の魔女が出会えば友達になれるだろうか・・・・


・・・まぁ、ないな


アンジェラがエルフの血を引いている可能性もあるか・・・


アンジェラ「おもしろい本あった?」


ノーラ「ん・・・魔女を題材にした童話」


アンジェラ「そう」


読みたがるかと思ったけど反応が薄かった


アンジェラ「そろそろ行こうか」


ノーラ「あ・・・うん」


アンジェラ「おなかすいた」


ノーラ「さようですか」


アンジェラ「たまには中華なんてどう?」


ノーラ「そんな店ある?」


アンジェラ「さっきそれっぽいのを見かけたんだよね・・・」


ノーラ「まぁ、行ってみますか」


アンジェラ「辛いのへいき?」


ノーラ「レベルによる」


アンジェラ「そっすね」


絵本を棚に戻して店を後にした。

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