狭間

第112話 地上と天の狭間にて9

 リザルト


 〈財布〉×7〈着火〉×2

 〈魔拳術〉〈剛力〉

 〈夜目〉〈木工〉〈細工〉〈魔鍛冶〉〈醸造〉〈調理〉〈歌唱術〉〈演奏術〉

 ≪獣化≫×3


 〈魔力+22〉〈体力+8〉〈腕力+8〉〈脚力+9〉〈器用+7〉〈精神+8〉


 称号〈無名の像形師〉効果 神気獲得+ カリスマ+1

 称号〈酒造王〉効果 酒造り 成功率+1 美味しさ+1 香り+1

 称号〈基の王〉効果 味方好感度+1 カリスマ+1 根性+1

 称号〈魔拳の王〉効果 指揮効果+1 兵士士気+1

 称号〈獣人の友〉効果 獣人族友好度+1 カリスマ+1

 称号〈夜の相撲師〉効果 精力+1 性技+1 根性+1

 称号〈隻腕の鬼訓練官〉効果 兵士恐怖+1 指揮効果+1

 称号〈肉食系草食獣〉効果 精力+2 性技+1

 称号〈豊穣の司〉効果 農耕+1 植物成長+1




 うーん……病死かぁ……この亜人が多い大陸はもうちょい医療技術を育てないといかんよなぁ……まだまだいけてたのにな、ま、しゃーないか。


 まずは称号の確認っと……〈隻腕の鬼訓練官〉はあれだ、獣人国が一番人口が多いからさオーク帝国を相手にするにはここが強くなれば有利になる、ってことでもうね、獣人国の王様の娘婿になったのを良い事に権力使いまくって軍の教導官という役職を作り、兵士達を徹底的にしごきまくった記憶が読み取れる。


 最初はさぁ、俺の前世の見た目が弱いとされている山羊獣人だから舐めてくる奴も多かったみたいなんだけど……ダブル≪獣化≫からの〈魔拳術〉でボッコボコにしたら皆良い子で訓練を受けてくれる様になったみたい。


 拳ってのがいいんだろうね、武器を使ってボコるよりも拳で語る方が獣人にはマウント取れる感じ、しかも片手の山羊獣人に負けちゃったら……そりゃねぇ?


 まぁ訓練結果による数字に違いが出て来たのは結構後で、十年以上かかったけど前線の死亡率が少しづつ減っていったみたいだ。


 そして〈肉食系草食獣〉か……いやほらさ、ティガーナさんだっけ? あの虎獣人の彼女と並んだ前世の俺は背の高さといい凸凹夫婦なんだけども、すごく仲も良いし、ラブラブで子供も一杯だったしね……たぶんティガーナさんから前世の俺との夜の話が女性ネットワークとかに漏れてたっぽいなぁこれ……。


 あ、ちなみに嫁はティガーナさんだけだったみたい、虎獣人だからかな? ライオン種族とかはハーレムを築くんだけどねぇ……いや……あんまり種族は関係ないか。


 前世の知識を読むに、単にティガーナさんの体力がものすごかっただけかもしれない。


 そして最後が〈豊穣の司〉ああうん、結局、元『竜の巣』は俺の前世の嫁の領地になったんで、食料の一大生産地にしてやったのさ……まぁたかが30年だとまだまだ広げる余地はあるんだけども。


 豊富な水を利用して灌漑整備をして……土地を平らに、作業用の道は真っすぐ広く……畑も同じ規格で連なる様に……いやぁ……苦労したみたいだ、まぁおかげでさ、黄金の海が遠くまで波打つ程度の小麦畑は完成してたっぽいよ。


 そして果樹園や養蜂も軌道に乗ったし……自身では農業系の能力は持って無かったけども、そういった人達を指揮すればいい話だしな。


 そんな感じで食料を各地に融通出来るくらいになっていたからの称号かね。



 いやーしかし、今回も中々の神気ポイントを稼いでいる。


 これってさ、一度上手く転がり出したらもう楽勝じゃね?


 イベントごとに毎回課金して10連ガチャを何回も回す様なもんだろ? 外れる訳がねぇ。



 という事で、次の人生では民間医療の整備とか? 後は大規模な道の整備とか、それと豊富な食料を背景に人口が増えるだろうから……教育かなぁ?


 色々やって欲しいがここでの記憶は封印されちゃうからな……ま、ボチボチ頑張れ俺。


 初期物資の小と中をアンロック!


 そして上級祝福ガチャは……もうちょっと〈財布〉が欲しいか? 上着を入れておければ、荷物を盗まれてもパンイチからパンツ&Tシャツ君に成れる、女性転生だと上着も欲しいしよ。


 よし、そんな感じでいくか。



 次はもう少しまともな初期位置からお願いします、日本のガチャの神様よ~お願いします!


 ガチャっとな。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る