『はとさぶろのため息』

やましん(テンパー)

『はとさぶろのため息』

 『これは、フィクションです。』 



        


 ある、暖かい、午後のこと。


 はとさぶろが、庭に来て、縁側の前で、さかんにため息をやっています。



 『はー。ぽ。』



 『はー。ぽ。』



 『はー。ぽ。』



 『なんだい、はとさぶろくん。地球が滅びそな、ため息だな。』


 『やましんさん、地球は、間もなく、生物、絶滅の危機に陥るぽ。』


 『え、やっぱり?』


 『そういう、反応は、珍しいぽ。ダイジョブ、ぽ。たくさん、平和の象徴が、ため息したら、多少、良くなる、ぽ。』


 『そ、か?』


 なにかが、空の高みを、飛んだように思うのです。


 気のせいだよね。


 見えるようには、やらないさ。


 見えないように、ばらすんだ。


 はーと・ぼいるど、だな。


 『や、やましんさん。はとは、うまくない、ぽ。』


 『もう、一週間、水だけだなんだ。』



 釜や、つるはしなど、持っておられます方々が、やってきました。


 目が、なんだか、へん。



 大きな、カージンゴも、降りてきました。


 ねこママが、『ふぎゃぁ〰️〰️〰️〰️❗』


 と、叫びました。


 すると、人食いごき軍団が、無数、床下から現れたのです。


 『く、く、く、く、く。』


 じわっと現れた、わんじろうが、よだれをたらしながら、うめきました。


 なにかが、光りました。



 悪夢の始まりです。


 

         お し ま い

 

 


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『はとさぶろのため息』 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る