離脱
本来、吐くなんてセリフを入れた日には読者が離脱しそうなのだが、これが現実であるから致し方あるまい。某番組ではキラキラとか呼称しているが、まぁ、俺の話では特にそんな配慮はしない。
「どうぞ。えーと、ヒール痛そうなんで早く脱いでください」
「わ、悪いわね。
お邪魔するわ」
俺は彼女を招き入れ、鍵をかけなかった。
なぜならば、どうせトイレだけ貸して追い出せばいいという魂胆だったからである。
「取り敢えず、トイレは借りなくて
いいのよ」
「へ?」
「お腹が空いているから、何か消化のいいものを。あとはシャワーを借りるわ。
そして、ベッドも借りるから宜しくね」
「はぁ!?」
何言ってんの、この美人!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます