鯨井さんはお魚がお好き
おしずまき
プロローグ
プロローグ
「それでは!今からペンギンさん達におやつをあげたいと思いま〜す!皆さん拍手をお願いします!」
遠くから、若い女性スタッフの元気な声が聞こえてくる。どうやらペンギンショーが始まるみたいだ。なんとなく友達に誘われて水族館に来てはみたものの、女子3人に男子4人。おまけに俺以外の男子はそれぞれお気に入りの女子を見つけ2人で巨大水槽を見ながら話し込んでいる…!
「来るんじゃなかった…女子が来るなんて聞いてないぞっ…!?」
ここにいては俺はお邪魔虫になってしまう。
「ペンギン、見にいくか…」
いっそのこと、ペンギンになってお姉さんに養ってもらいたい。
◆
「この子はカー君っていいます!普段は意地悪しちゃうけど、本当は優しい子なんですよ〜」
ペンギンコーナーに着いた時、すでに餌やりが始まっていた。声の女性は、向こう側を向いてカー君とやらの紹介をしている。カーって鳴くからカー君なのか…?
それにしてもこの声…どっかで聞いたことあるような…
「一瞬なので良く見ててくださいね!それ!」
餌をあげると同時に、彼女はこちらに振り向いた。
「っ…!?!?」
俺は咄嗟に言葉が出なくなるほど驚いた。見間違いか…?いや、何度見ても彼女そっくりだ。何故…?なんで彼女がここに!?それにあんなに元気なキャラじゃないだろ…!
そこにいたのは。
俺が知っている「いつも窓際で1人静かに本を読んでいるインキャ系女子」とは程遠い、同級生の
____________________________
【後書き】
はじめまして、おしずまきです。
数あるラブコメの中から、本作「鯨井さんはお魚がお好き」を読んでいただきありがとうございます。私自身、執筆は初めてで、生まれたばかりのコウテイペンギンの雛(手触りもふもふ)のような者ですが、応援していただけると幸いです。
フォロー、コメント、レビューなど大歓迎です!
それでは、また次回お会いしましょう♪おしずまきでした!
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