第6話 どうして言えないんだろ
今から心臓が苦しくて
何も喉に通りゃ為ないよ
明日何を話そ
明日何を話そ
やっぱり初めては
割り勘なんてないよな
やっぱりあいつに聞く
怒るかな?
いいよな 優しいもん
もしも
ネェ
初デート割り勘ってどう?
おかしい?
はっ
ばーろ
何時だと思ってるんだよ!
夜中の1時だぞ!
えっ?デート?
誰が誰と?
あれ言わなかった?
俺が芝崎小夜と
聞いてない!
まあまあそこは
問題ないしょ
親友にも言わない秘密主義
で 今頃相談か……阿呆
告白したの?
まだまだ明日が決戦だ!
たがらどうしよう?割り勘!
かな?
っうかさ
馬鹿なの?
まず
どこ行くの?
映画見る
で!お茶して
告白タイム~
なんかさ
告白してから
デート誘う流れが
自然だったかもな
えっ~今更~
やめてよ!
ぐじけるから!
知るか!
映画ぐらい出したら
金あるなら
いや~
でも告白するんだろう
じゃぁ全部出せよ
もし断られたら
振ったから
割り勘とか思われんぞ
振られるってなんだよ
縁起でもない
馬鹿 陸!
でも~確かにそうだね
明日は全部出す!
それうする!サンクス!
安心した!
陸と話すとホットするんだよ
ああなんか腹減ったし
眠い~
じゃあね有難う!
ッーッーッー
そうする?じゃぁね?
畜生!
勝手な奴
目が冴えたわ
眠れねぇじゃねぇか
ヘタレ 一真
ホッとするな
安心するな
ああ
デートか
何だよ
デートって
畜生!
口が裂けても言えない言葉
お前が好きだ
ずっと好きだった
付き合いたいんだ
とっくに諦めた言葉だ
親友なら
限りなく近くで
お前をみていられる
上手く行くように祈るよ
寝るぞ
両想いなら
暫くは一真から連絡無いな
俺の事は放置プレイだ
しゃぁない
上手く行かなきゃ
泣きのラインが入る
慰めの言葉並べてやる
めそめそしながら
家に来やがる
当たり前のように
横で寝る
これはかなり辛ぇけどな
そんな思いを
抑え込んで
藻掻いてでも
傍にいたいんだ
一真!
俺の取り残され霞んでいく初恋
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます