第3話 甘い蜜は毒の味
夜桜は、釜土と空いた教室で、今までのことを振り返っていた。
「で、夜桜が来てから1週間たつけど、人にやさしくできている?」
プイ、
夜桜はごまかすように顔を横に向け、
「あんたって人は、」
顔を向きなおすと釜土はちっと怒っているようす。
「ごめんごめん、人にやさしくするって何をすればいいかわからなくて」
「人にやさしくすることはそんなに難しくない、困ってそうな人を見かけたら助ければいい。あとは人を思いやる気持ちの問題」
夜桜は首をかしげる「はぁ」
昼になり、食堂に行く夜桜大翔人、を思い遣る気持ちってなんだよ。
俺はいくつも買ってあったパンを食べようとしとした時、
ぐぅぅ、となりの関からおなかの音が鳴った。
振り向くとおとなしそうな、女の子がお腹を抱えていた
「これでも食べるか?」俺はクリームパンを隣の女の子に渡そうとする
「いいの?」
「いっぱいあるし、何ならこの全部のパンを半分に分けてもいい」
「ありがとう」
そして俺と隣にいた少女は、半分ずつに分けてパンを食べた、
とさに過去のことがよみがえる、これが人を思いやる気持ちなのか
夜桜は名前を笑顔で聞く「君、名前は?」
「花垣チョコマ」
「なるほど、チョコマちゃんか、かわいい名前だね」
チョコマは顔を赤くして、夜桜の逆のほうを向いた。
それから俺はチョコマと仲良くなり、チョコマが階段に落ちそうになったら手前の手を引っぱてたすけたり、大量にあるプリントをしんどそうに持ち運んでいたので、半分持ってあげた。
プリントを運んでいたら、釜土が前から話しかけてきた。
顔膨らませながらいった「中のよろしいことでほんとよかった。」
夜桜に話しかけられないからさみしい。
明らかに嫉妬している様子
その状況を見てすぐに立ち去る雷儀
うん?
タッタッタ
プリントを職員室に運び終わり、チョコマの担任から何とも言えない言葉が返ってきた「はーいありがとね」
俺とチョコマが職員室を出たとき、俺の視界がクラクラし始め意識を失った。
チョコマが夜桜を保健室まで運び、夜桜をベットに運ぶと、チョコマがニヤリと笑みを浮かべ謎の注射器を出した「じゃあね、夜桜くん」
注射器を夜桜に近づけるが、
夜桜はチョコマのうでをつかんだ。
「お前、アサヒだろ」
チョコマはゆっくり注射を下した。
俺とこいつは、同じ組織にいたいわば、同じ釜の飯を食った仲間みたいなもの。
殺しのやり方はハニートラップと毒を使う殺し屋。
どうやら、アサヒも死んでいきかえったらしい
「よくわかったな、どこで気づいた?」
「最初から全部一緒にパン食べたとき、偶然お腹すかせた女の子が偶然隣にいて、偶然何もお金も食べ物もないなんて偶然が重なりすぎてるいるだろ」
「俺が座っている間、気配の消し、方がプロ並みだったし」
あとプリント運んでいる時、雷儀が変な空気はなってたし
「なるほどね、さすがディストピアトップの殺し屋自然にやったつもりがすべて見抜かれていたとは、」
夜桜はあきれていたわざわざ、「トップの座が欲しいからって」
「ごめん、ごめん」
「まあ、別にいいけど周りの奴らには手を出すな」
夜桜が凄い殺気でアサヒをにらんだ、と同時に空気が冷たい空気変わった
「おーこわ、わかったもう死にたくないしね」
そして、アサヒが保健室をでる。
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