第3話 世界のトップシークレット
しばらく、沈黙が続いた。
木下将官は、私ここにいることについて考え。
女性は、木下将官と私に面識があったことについて驚いていることだろう。
そして、私はなんでここに流れて着くんだと文句の言葉しか出てこなかった。
そして、木下将官は一気に現実に戻ったように顔をして、女性の方に向き。
「彼女の拘束を今すぐ解きなさい」
といい、呆然とこの状況を見守っていた女性もその言葉によって我に返ったらしく。
「あっ。はい。」
といい、私の拘束を解いた。そして私は結構な時間、拘束されていたらしく体が固まってしまったので少し体操をしている時に、木下将官が口を開いた。
「ここで話すのもあれだから、応接室に行こう。」
といい、彼は部屋から出て行き。
私はその後をついて行った。
しばらくして、周りより豪華そうな部屋に入ったが私はこの部屋に何度も入っていたから、部屋について特に何も思わずに入り椅子に座り込んだ。
すると、将官の秘書さんがお茶を用意してくれ、私は
「ありがとうございます」
と礼を行った。
すると木下将官が、
「で。君はなぜこの島に?まさかこの島が恋しくなったわけではないだろ?その格好や行動から何かあってこの島に来たようだけど?」
私はこの人には話し合いなどでは勝てないことも知ってたし、未だに逃走している藤井の安否もあって、正直に話すことにした。
「実は、修学旅行中にフェリーに乗っていたら急にその船が沈没したらしく、私は恐らくその時に海面に思いっき打たれて、気絶してしまったようで気付いた時にはすでにこの島でした。」といい。。
「なるほどな〜。ここに来たのは偶然ということか。」
それを聞いた彼は少し頭を上下に振っていた。
すると、ここに来た時に最初に会った女性が口を開いた。
「お話し中に申し訳ないのですが、将官とちらの方はいったいどういったお関係何でしょうか?」
といい、木下大将は少し申し訳なさそうに話しを切り替えした。
「あ~。そういえば君は彼女が本土に帰ってから来たのから、彼女のこと知らなかったな。彼女はこの旧谷来島所属の清水美玲1等海佐だ。」
「清水美玲って、あの清水美玲ですか‼」
といい、彼女は将官の机の後ろにある窓の先にある港の方に視線を向けた。
それを見た、将官もそっちのほうを見て。
「そうだ。あの清水美玲だ。」
すると、彼女の顔がみるみる青ざめていき。
「す、すいません。あのかの有名な清水さんとは知らず。」
といい、頭を下げてきた。
「いいえ。元々は私が悪いので、そんな頭を上げてください。」
といい、私は将官に一番気になったことを聞いた。
「それはそうと木下将官。1番速い本土への便はいつでしょうか?」
と聞いた。すると、将官は一気に深刻そうな顔をして話し始めた。
「本当は明日出港予定だったんだが。一昨日、この基地の中継基地の旧北谷来島が敵に占領されたため。船が出れない状態なんだ。」
と言われて、私は絶望した。船が出せないつまり、本土に帰れないということだからだ。
「ということは私はここで急遽、艦隊に参加した方がいいということですね。」
「そうだ。すまないな。」
といい、将官は頭を下げた。
そんな空気の中、木下将官の秘書が話に割り込んできた。
「そういやあ。木下将官に清水。今だにこの島をうろうろしている男の子のほうはどうしますか?」
「あ~~~~~~~
すっかりわすれてました。」
と、私は話に夢中で彼のことをすっかり忘れてしまった。
「でも、どうやって彼に接触するんだ。軍の特殊部隊10人がかりでも今だに捕まえることができないんだぞ。」
「いいえ。彼は何度も侵入しようとしていると聞いたので、わざと侵入させてから私が彼と事情を説明しましょう。」
と私は提案する。
「それはいい考えだが、あんなに頑固な彼が乗ってく思えないが、でもそれが一番被害が少ないか。」
といい、彼は少し考えているようにした後に。
「よし、それで行こう。本部には私から報告しておこう。」
そして、彼を基地に侵入させる作戦は、木下将官の予想通り何度も失敗に終わり、何度も侵入までの作戦を練り、13回目でようやと侵入させることに成功させ、基地内で彼を包囲し、私はこの件についていち早く謝らないといけないと思い、彼の元へ走った。
この状態はまずいと思っているのか。彼は全方向に威嚇していたが、私と目が合った瞬間、彼は信じられない物を見ているような表情をしていた。
そして、私は彼の目の前に立ち、深々と頭を下げてこのホールに響く声で、
「ごめんなさい」
と自分でもわかるくらい心から出した。
すると、彼は少し困惑したように、
「とりあえず、頭を上げて、それから状況の説明をしてくれ、」
と言ったことが驚きだった。
(えっ、普通そこ怒るとこでしょう?一体、この人は何者なの?)
「そうだね~。まず最初にもう遅いけど、とりおえず君はもう自動的に自衛隊に入隊してしまったことになってしまうということになってしまっているけどいいかな。」
と木下将官が藤井に今の自分の立場を理解させていた。
これはさすがに藤井も何かしらの反応を見せると思い、彼のほうを見たが、彼は、
「は。は~」
といい、とても軽そうな言い方だった。
(あっ。うん。意識がとんどるな。)
「ふん。君は自分の人生が今ここで決定されたのに何も思はないのか。」
と、木下将官は少し怒らしく言った。
(えっ。私も半ば強制的に決められたのに)
と心の中で木下将官の言葉に反発した。
「だって、ここに来ても来なくても俺の職はもう決まっていますから。」
と彼は言い放った。
そこで私は完全に意味がわからなくなった。
「で。そんなことはいいんで、ここについて説明してもらってもいいですか?」
と平然とした顔で質問してきた。
「そうだな。ここを知るにはもっと重要なところがあるからそこの向かいながら、説明しよいようか。」
といい、木下将官は立ち、藤井が立ったあとに私も立ち、彼らについていった。
「ここは世界中の国家が一級国家いいや、この際、国連機密というべきなのかな~。とりあえず世界でその存在を秘匿しているところで、旧谷来島というところだ。ここはとある敵から世界を守るためのいわゆる世界防衛基地だ。」
「敵ってどんな奴らなんですか」
「それは、人間。正確に言えば、元々は第三帝国と大日本帝国と言われた国の者だ。」
「は。だってその二か国は今は国家体制と国名を変えてはいるものの、存在してるじゃないですか。」
「確かにな。でもな、藤井君、日本は1943年にはもう世界を制することのできる兵器を持っていた。だがしかし、それは開発者によって戦争に使われることなく戦争は終わった。なぜなら、それらは彼女が命をかけてこことは違う空間に閉じ込められているが、さすがに当時の全力でも完全にとはいかず、その儀式が行われた地域のあるこの旧谷来島と旧北谷来島の半径5000海里は我々の世界と奴らの世界の中間点となってしまい、ここを突破されると、ようやく、少し光が見えてきた世界が再び暗黒の世界となってしまう。それを防ぐための我々なのだ。」
とさすがの藤井でもこの話の前では冷静に入れられずに、言葉が荒くなっていた。
「でも、今の兵器なら対抗できるのでは?」
と私もその意見に応答したかったがあえて言葉を飲んだ。
「それは、無理だな。もし彼らがいる空間がどんなものかわからない今、もしかしたら我々の世界にもなんだかの影響がおよぶ可能性があるからだ。それに彼らが持っている日本の秘匿兵器は修復能力や強力なバリアを生成するため、唯一そんに対抗でくるのは同じ素材で生成された弾頭しか効果がなく、もし倒したいなら、核弾頭という手でしか対抗できないんだ。」
「じゃあ。その兵器とは一体どんなものなんですか。」
少しの沈黙のあと私たちは凄く分厚い扉の前に来た、
(あ~あ。とうとうこの扉にきちゃったな。でもこの扉は知らないなぁ~。)
「藤井君すいません。その答えを知るにはここに来てからのほうがいいと思っていなので、開けろ。」
と木下将官がいったあと、
「はっ。」
といい、木下将官の秘書の人が扉のボタンを押したすると、自動的に少しゆっくりと扉が開いていった。
そして、完全に扉が開くと私がよく見ていた風景が広がっていた。
「これがその兵器だよ。その名も単独軍艦。通称、単艦だ。」
「単独軍艦?」
「そう。日本人のしかも女性の中でもごく限られたものしか、扱うことができない兵器で潜水艦、駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母、そしてイージス艦といった軍艦の種類はほとんどあるんだが、人材の捜索や独自金属の精製機兼動力源となるコアがブラックボックスであることや、その部分の製造機が現在一機しか稼働していないことから数をこなすごとに一つ一つにかかる時間が長くなっていることから、戦闘がある度に数が少なくなっているがな。」
「なんで、その製造機は一機しかないんですか?ないなら新しく作ればいいと思うのですか?」
「君の意見はもっとだが、今の世界の技術力では、製造機どころかさっき行ったとうり、コアでさえ、ブラックボックス化しているんだ。」
「そうなんですかぁ〜」
といい、今までの威勢がなくなり、ほぼ全てを察したようだった。
木下将官もその空気を感じとったのか表情を変えて、別の話をし始めた
「そこでだ、秘密を知られてしまった今、君をホイホイと本国に返す訳にはいかない。だが、事故でこの島に流れ着いてしまったのも事実、だからしばらくいろんな部署の見学をして、どこにするか決めるといい。」
と木下将官は笑顔で微笑んだ。いいや、正確には作り笑顔といったとこらか。しかし、藤井は思いのほか真剣な顔で、
「いいえ。それは不要です。なぜならもうここで自分が一番お役に立てる部署はもう決まっておりますので。」
と、いって来た。その真剣さからは今まで私が見て来た彼とは全く違った彼がいた。
「ほぉ〜う。で、その部署とは。」
木下将官は少し面白がっているように尋ねた。
「それは、開発部もしくは、整備士ですよ。」
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