15 そして事ここに至る
◆
と、その後追加で焼きおにぎりとデザートを頼んだり、今日この日の日程調整をしたりした後、解散と
思い出すだに、あの居酒屋でのいろいろは
「お待たせいたしました。ホットの紅茶になります」
紅茶を運んできた店員に軽く
「で、オリカ、行けそう?」
「大丈夫です」
そして、先日だし巻き卵の山を
少女の方は本人としてはきりっとした顔をしているつもりなのだろうが、そのふわふわとしたパステルカラーをさらに淡くしたような雰囲気とは少しちぐはぐな表情を浮かべている。
「というわけで、対処自体はこの妹弟子がする」
「
にこやかに、穏やかに目の前の少女は軽く頭を下げてそう言った。
「こちらこそ、お願い、します」
「はい。高橋さんは楽になさっててください。がんばります」
そのふわふわしつつもはきはきとした受け答えから、
大人びたフェミニンな服装をしているが、どう考えても中高生といったところなので、
「あれさくなだりのたぎつはやきせ、うつしきつみというつみのあらざれば、あれみましをもちいでん」
ぽつり、とこちらを見つめたまま、
次の瞬間、肩に
ぎょっとして、振り返るよりも先に目の前の二人の様子を
ロビンは
こちらを見返しつつも沈黙している。要は気にするな、ということだろう。
一方、
視線は
再度、苦痛に
が、どちらかというと恐怖とかそういったものより、うわあ、とでも言いたげな引き気味の顔であることにその時気づいた。
怖いもの見たさに振り返ってみたくもあるが、居酒屋でのやり取りとか、
「……鋭いね、
一人平常運転な表情のロビンが、そう言って肩を
はあ、と
とりあえず、
――やっぱり、怪獣大決戦(やさしい表現)なのでは?
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