憑き物 3
「よし、行こうか」
「……いいの?」
「呼び鈴と同じだよ。返事があったってことは、僕らは招かれたってこと。わざと
そう言って一つ目の
振り返れば、ロビンが眉間にシワを寄せていた。
「見えた?」
「……」
「たぶん、内から外に出すのを阻止するためだね、これ」
考え込んだような顔をしたロビンは僕のその言葉に
「ロビンもおいで。
「……わかった」
背も脚も僕より
「……影がいる」
「ロビンの目で実体が見て取れないなら、確実に実害はないね」
とはいえ、おそらく内に入れば入るほど、向こうからの干渉度合いが高くなるだろうことは想定できる。
「影から何かわかる?」
「……とりあえず、動物」
「わかった」
一応警戒はしたまま、つかつかと廊下を歩いて、引き戸を開け、そこに張られた
もともと二人で来るとはわかってたからか、つっかけるタイプのサンダルが二足、置かれていた。
ぴりりとした気配は、じりじりと肌を焼く日光のような感触に変わり、警告のように鼻先を獣特有の匂いが
「あー、わかってきたぞ、これ」
身の安全についての対策法が無くはないというか、無理矢理にでもたぶん僕なら確保はできる。
ロビンも
「……犬」
「……ふむ、そうか」
想定リストの最上段にひっかかるものをロビンが口にしたので、納得しかない。
ロビンが緊張しているように見えるのも気のせいではないだろう。
ちょっと手を打つか。
「……我は虎、
びりっと静電気のように強烈な警戒が僕に向けられたのがわかった。
ロビンの
「大丈夫、大丈夫。ロビン、手出して」
素直に差し出された
「はい、これでもう警戒されるだけだから」
不思議そうなロビンはそのままに、置き石を渡って離れの前に立つ。
やはり、その戸口には
「
できる限りの自然体で少し声を張って声をかけてから、引き戸を開けて
ロビンも
動物園に来た時のような、獣のつんとくる匂いと
サンダルを脱いで上がれば、最後の
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