第43話 山が燃える



涼しげな風が街路を過ぎ去れば

朝の光は

まだまだ眩しく

青い空に白い雲が伸びていく


夕暮れの戻り道は

帰り道を急ぐ男女の群れ


私は一人

皆とは違う道に外れ

彼方の空を見上げれば

空の青は消え

白い雲は赤く染まり

緑の山が真っ赤に燃えていた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る