第8話 自宅デート

 ノリアキの自宅にカナコがやって来る。彼女、カナコはワクワクした様子である。カナコはノリアキの部屋で鼻で嗅いだような仕草をしてこう言った。

「なんだかいい香りがしない?」

 この時にノリアキは普段から自宅でメイクと女装を楽しんでいた時の香りだと気付いて表情が固まる。カナコはノリアキに続けて言った。

「何? 他に女でも居るの?」

 ノリアキは、しまったという表情でこれは誤魔化しがきかないと思って正直にカナコにこう説明する。

「実は、自宅だけで女装を楽しんでいるんだ」

 この言葉にカナコは驚いた表情になる。

「え? それじゃ、ノリアキの顔についてあるそれはメイクを落としきれていないものなの?」

 もうこうなったら、隠せは出来ない。

 ノリアキはそうだと答える。

 しばらく、彼女、カナコは驚いた感じでノリアキと自宅デートを続ける。ノリアキはカナコに対してフラれるのではないかと考える。カナコは徐々に落ち着きを取り戻す感じである。

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