第6話 上司との会話
ノリアキはアルバイトの休憩中に上司と二人で笑顔で話している。ノリアキはカナコの笑顔を思い浮かべながら上司と話している。ドキドキが高鳴るノリアキは、こんな時間がいつまでも続いたらいいなと考えている。
「ノリアキの彼女のカナコはどんな子なの?」
「えっと、いい子ですよ」
上司のこの質問にノリアキはちょっぴりモヤモヤとなる。でも、上司は男性、ちょっと興味があってもおかしくはなかった。
ノリアキが今一番気になること。それは、上司は独身なのかということだ。ノリアキはなかなか勇気が出せずに上司と会話をしている。けれども、段々とノリアキの中で好奇心が勝ち始めてくる。ノリアキは思い切ってこう上司に聞いてみる。
「あの、独身なのですか?」
これを聞いた上司は。
「独身、かなぁ」
と答えて、ノリアキはちょっと気になった。
上司は続けて言った。
「彼女は居るけどね」
ノリアキはその言葉で天から地へと落とされる思いと共に今までのドキドキが一気に冷めていく。ノリアキは表情が暗くなっていく。そっか、そうなんだ、とノリアキは自分に心の中で確かめさせた。
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