『地球からの転校生』

やましん(テンパー)

第1話 『地球からの転校生』

 『これは、ひたすら、フィクションであります。』





 転校生というものは、なかなか、ストレスがかかるものであります。


 もちろん、個人差はありましょうけれど、やったことない人には、想像を絶するものがあるのです。ある日突然、道さえわからない、異世界に放り込まれるのです。


 同じくにのなかでも、東から西に、長く広く動くと、なかなか興味深いと申しましょうか、いろんなことが起こります。


 まして、これが、地球から、火星に転校したとなりますと、人生が、ひっくり返るような、びっくり、どっきりな経験の塊が、ばんばん、飛んでくることは、間違いがございません。


 しかし、それは、子供だけではありません。


 しっかり、地球から左遷されたらしき、わが両親は、へたすると、命に関わりかねない状況に置かれました。


 いったい、なに、やったの?


 ま、俗に、『島流』し、などと、無責任に揶揄する、けしからん連中さえ、社内にはあるらしいです。


 これが、たとえば、地球本社から、火星植民地No.5 の、支社長になる、とかなら、ご栄転〰️〰️〰️〰️😃で、通りますが、支社長つき、係長待遇係員、なんてのだと、あからさまに、左遷されたことになるのです。係長待遇係員とは、要するに、係長と呼ばれる、平社員の意味らしい。


 そんな、似たような両親を、二人も抱えた子供の身にもなってくださいまし。



 つまり、ぼくと、妹は、まるで、鎖に繋がれた囚人のイメージで、母に伴われて、初登校したのであります。


         🚻🏫

    

      





作者コメント

 

 見きり発車ですよ〰️〰️。作者は転校の経験は豊富ですが、ご栄転は、あまり、明確には、体験ないような。なにはともあれ、ぼんぼんや〰️〰️じゅ!

 

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