第4話
一般教養の音楽の授業に出てみたら、たまみんも友達と一緒に席に座ってたから、自分はたまみんのうしろの席に座って、授業を聞きながら、たまみんをずっと見てた。たまみん、可愛いなあって思いながら。
たまみんは、たまに、うしろを振り向いてくれて、「はいっ」て言いながら消しゴムを自分の机の上に置くんだけど、別に消しゴムを使いたいわけでもなくて、たまみんが勝手に置いてるだけだから、自分も消すまねだけして、また、たまみんに「はいっ」て言って返した。
授業が終わったら、たまみんの友達が、じゃあ、またね~って言って、バイバイして先に教室から出て行ったから、自分とたまみんは、学食に行って、お昼を一緒に食べながら、去年も実は一般教養で音楽をとりたかったんだけど、希望者多くて、とれなかったんだよねっていうような話をしたら、今年とれて良かったねって言ってくれた。それから自分の好きなアイドルについて、少しだけ語ってしまった。
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