気づいたら女好き腐男子になりました。
モチとするめ
第1話 まだ純粋な男子
高校の入学式。
パッとしない学校生活がまた続くのかと思うとため息が出る。
高校入試で僕より頭のいい高校に入った友人を思い浮かべる。彼はイケメンで、足が細くて、それはそれはモテた。吹奏楽部の女友達とずっと一緒にいた。女友達ずっと一緒に帰っていた。
僕の彼女も取られた。この言い方には語弊があるけど、もう取られたとしたほうが良い。僕が悪いんだけどね。
「どうしたら女子と仲良くできるのか」
この問いを考える。
小中で特にモテてないということは、たぶんこのままモテない。顔が良いわけではないし、運動も特にできない。男としてはモテない。
「じゃあ女になればいいのか?」
女子の会話方法、会話内容に近づくことが女子と話せる要因なのではないか。
僕は決意する。女子に向かっていくことを。
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