モーニングルーティーン
樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須
第1話
「いってきまーす」 健康診断の為にと始めた朝の散歩も早一年。早寝早起きをするようになったおかげで、規則正しい生活になりつつあった。
「ん?」 いつもの散歩コースを歩いていると、歩道の真ん中に何か光る物を見つけた。 拾って見てみると
イヤリングのようだ。
大事なイヤリングかもしれないと思い、 散歩コースとは逆方向にある交番へ届けることにした。
イヤリングは金色の金属製で、ダイヤ型が3つ縦に連なっているデザインだ。少しの揺れでも綺麗な音がした。
交番へ到着すると扉は閉ざされていて、そこには「巡回パトロール中です」とプレートが下げられていた。
困った俺は、ポケットに入れていたハンカチにイヤリングを丁寧に包み、家へと持って帰る事にした。
【(ドアベルの音)ピンポーン】「はーい」
(心の声)あれ?宅配便かな?あぁ!定期便の○○(うさぎの名前)のカリカリかな。「はーい、今開けますね〜」
【(ドアを開ける音)ガチャ】【(スプレーを噴霧する音)シュー】【(倒れ込む音)ドタッ】
「ん〜?」俺、なんで玄関で倒れてるんだ?
意識がまだもうろうとしている中、必死に思い出そうとする。…あ、そうだ。○○のカリカリを受け取ろうと玄関を開けたんだ。それから…はっ!もしかして…
恐る恐る部屋の中を見てみると、部屋の中がグチャグチャに荒らされている。
「○○はっ??」○○を入れていたケージには書類や本が覆いかぶさっていて中の様子が見えない。
すぐにそれらをどけたが、○○はいなかった。
「(喪失感で哀しげに)○○…」
こんなんじゃダメだっ!いつまでも悲しんでなんか
いられない!
○○に付けていたGPS付きのマイクロチップの位置情報をスマホから確認してみる。
「よし、まだそんなに遠くないな」○○のGPSを頼りに○○の捜索が始まった…
○○はなぜ連れて行かれたのか。
そして○○はどこへ連れて行かれたのか。
次回○○の秘密が明らかに。
モーニングルーティーン 樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須 @ituki505
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