航海第二十四日目 超えられないもの

(平成11年10月3日〔日〕晴れのち曇る みう鍋パーティ)

 酔八仙中三仙を使いこなす私の攻撃に全く動じない角川師つのかわし


 私はさらに酒を飲むことにした。しかし、ワインのコルクを抜くためのアイテムがない。私は何とか開けようとした。だが、全く通用しない。

 そして、加藤帽子が現れ、ハサミを使って開けようした。しばらくして、かの帽子男の努力が実り、ワインの封印が解かれた。が、コルクはワインに落ちてしまい、溶け始めた。

 すごい勢いでダメだ。なんとか飲もうとするも、酸っぱすぎて飲めない。


 どうだ。これほどのダメさは角川師ですら出すことはできまい。

 しかし、角川師は不敵な笑みを浮かべる。


 そして、いきなり倒れたと思ったら、這いながら病院に向かった。

 しかも、病院に着いたら着いたで、保険証の提示を求められると、「自分は保険証を持っていない」と言い、全額を自分で払い始めたではないか。

 さらに、年齢の欄には「?」と書いている。彼は自分の年齢を知らないのか。


(二十五日目につづく)

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