運動会

今日は運動会。


やだなあ。雨降らないかなあ。


そんな願いもむなしく、今朝は晴天だ。


なんとかして休むことはできないか、寝起きの頭で考えを巡らせる。


そこで名案を思い付いた。


体温計で体温を偽装すれば仮病で休めるじゃん!


ちょうどテーブルの上にいいのがあるし…



やっと学校に行ってくれた。


まったく、困ったものだ。


体温計も割れてしまったし、いい加減最新型のを買っておかないと。


しかし体温計を壊してしまうほど運動会が嫌だったとはなあ。


嫌なことを無理にやらせるだけではなくて、色々考えてあげないといけないな。


娘には成長してほしいが、楽しい生活も送って欲しい。


私はテーブルの上のコーヒーを飲みながら、娘のためにできることを考えた。














(↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓)



















――――――――――――――――――――――――――――――――――

解説

――――――――――――――――――――――――――――――――――


体温計が割れたということは、これは旧式の水銀を使用しているタイプ。


この娘は体温計を壊すために、ちょうど置いてあったコーヒーに入れたと考えられるので、当然割れた際に水銀はコーヒーの中にも混ざってしまっているよね。


水銀はかなり有毒な物質なので、そのコーヒーを知らずに飲んでしまったこの人は…


皆は体温計を壊そうなんて考えないでね。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


最後まで読んでくれてありがとう!現在150話以上更新中。他のお話も読んでみてね。


1行で読める意味怖プチも更新中!そっちも覗いてみてね

https://kakuyomu.jp/works/16817330658277532279

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る