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「で。ザード@と会社が結んだ奴隷契約はいつ無効になるんですか?」
「もうNが役職者として謝るってことで手打ちにしてくれませんか。Nは役職者です。会社側の人間です。これからザードさんの家に行って土下座します」
「NさんはSE部で今問題起こしてるのは営業部じゃないですか。それとこの前の土曜に弁護士の所に行ったんですけど、そんな訳のわからんこと言ってくる会社をわざわざ訴えても疲れるだけだからさっさと辞めて手打ちにしなさいと言われました。自社も酷い言われようですね」
奴隷契約とはいうが、これはどうみてもOが退職手続きの話より先に6月の出社の話をしたらとんでもないコンテキストになってしまうと理解していないだけだ。つまり、Oがとんでもない馬鹿だというだけの話だ。そうではあるのだが、未解決である以上ザード@が労働基準法違反の労働を要求されていることに変わりはない。
「てか冷静に客観視するとOってただ単に退職の話する前にテレワークの話し始めたからこんな拗れた事態にしただけなんですよね。でも言う順番を考慮できないって営業としてどうなんです?」
「確かに……ちょっとその話も会社としてみるわ」
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