このイカれた世界の真ん中で
タマコッペ
第1話
私はこのイカれた世界が大嫌いだ、少し発達が遅れたぐらいでイジメられバカにされる、人間なんか大嫌いだ。
ルナはいつも心の中でこう思っていた。
ある日の夏休みのことルナは姉と一緒にとある街に引っ越してきた、そうイジメに耐えきれなくなりこの街に引っ越してきたのだ。
「お姉ちゃん、私この町でやっていけるかな」私は不安になり姉に問いかけた。
「もしダメなら登校拒否すればいい、でも命だけは大切にしなきゃダメよ」姉は少し硬い表情でそう答えた。
私は喉が渇き冷蔵庫にあったミルクをコップに注ぎ一気に飲み干した。
「ルナってほんとミルク好きだよね」と姉は少し笑みを浮かべ言った。
「うん、ミルク大好き、だって美味しいもん」
「そうだ、明日から通う高校に挨拶にでも行ってきなさい」
私はしぶしぶ家を出た。
少し歩くと明日から通う高校が見えてきた。
「あなたが明日から転校してくる月影ルナちゃんね、私は上原かおり、かおり先生って呼んでね」
「私人間が怖いんです、人間みんなが化け物のように見える」
「世の中ね、いじめっ子ばかりじゃないは、優しい人だって必ずいるから、頑張って登校してきなさい、最初は午前中だけでもいいから、待ってるね」と優しい笑顔でかおり先生はそう言ってくれた。
しばらくして私はしぶしぶ家路を急ぐのだった。
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