伝説の記録

Androidbone

【箸休め1】伝説の公安

「あのねー、あたし体鍛えててさー。」

「え?そうだったの?」

「そ、そ。職場で開かれた腕相撲大会でも優勝したし。」

「へー。職場って......公安でしょ?凄いじゃん。男の人も多いだろうし......」

「ふふ、ありがと!」

「でも、そんなほっそい腕で勝てるなんて、不思議だな......」

「コツがあんだよー(笑)」

「なるほど......しかし、鍛えてたのか......何か鍛えてて得したってこと、ない?」

「ん?あー、あるよ!最近、強制捜査に入ったんだけどさ......」


――――


ドカドカドカ

「警察だ!!!その、......お前!えーっと......(この名前、何て読むんですか?)」

「(そのまま「しじゅうごがわら」でいい!そこら辺はチェックしておけ!!!)」

「わかりました!(キリッ)四十五河原しじゅうごがわら 重蔵じゅうぞう!!!貴方を数兆にも及ぶ特殊詐欺の疑いで、逮捕する!!!」

「ちっ......(両手を上げる)わかったよ。さっさと済ませろ......」

「はいはい、さっさと済ませますよ~......(背中に回る......)」

......

「あ、手を下げてくれないと手錠かけられないんで......下げてもらっていいです?」

(そう言って四十五河原の肩に手を置く)

「......」

「そうそう、ゆっくりでいいですからね......」

「......捕まって、たまるかよ!!!」

四十五河原、手を下げた瞬間!!!

「ち、ちょっと!??」

しかし......


グッ

「......え?」

「あの、そういうのいいんで......」

......


――――


「いやー、ほんとよかったよ。

!!?」


※彼女が話した内容は、ちゃんと「話してもOK」との許可を上からもらっていますので、ご安心ください。

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