第48話 馬子にも衣装
ユグドラシル・エナジーは、『
ビッグ・バンを始め、無限の星々を、
開祖も初期には暴走させてしまい、海底クレーターとか作ってしまうし。
ある時、制御ベルトに『
制御さえ出来たならば、強大なエネルギーを必要とする、次元突破やレプリケーションなども、可能になる。
『暴れ馬』なので、見習い
暴れ狂いがちな光子エナジーを、脳内の
一つずつ補助装置を
外した方が、『
まぁ、開祖や俺は『ユグドラシルの向こう』を、何とか通過出来たから......まぁ、今はいい。
なるべく
まぁ、コチラでは元々持ち歩く装備がかなり多いので、むしろ装備が簡略化して、見た目はスッキリするだろう。
しかしフルプレート・アーマーや
防御
衣装の形状で、
ここに居る衛兵隊全員も、シルバーコード・リンク出来たので、
彼らの『イケてる騎兵隊のイメージ』を検索してみた。
すると、ファリス精霊王の衣装のイメージが強かった。
愛馬に騎乗した姿も、出てきた。
タイ・クォーン教会建物群に、精霊を
そのロビー正面に、ファリス精霊王が乗馬服で、
愛馬シフィールに
なるほど。
(ファリス精霊王さま)
(はい、なんでしょう?)
(衛兵隊の制服を『見習い勇者』仕様に新調しようと思いますが、
ファリス精霊王さまの
(おおお♪ ぜひぜひ! そして仕立て上がりましたら、一着下さい♪)
(えーと? ......何か御希望とかは?)
(先ずは、新調制服を見せて下さい!)むふー!
(う、
とにかく、ファリス精霊王と、騎乗する愛馬との立体映像を、
レプリケーション・モデリング・アプリに浮かべる。
360度、クルクル回す。
ふむ、フロック・ジャケットの、中世貴族の乗馬服か。
フロック・ジャケットは、騎乗しやすいように
野宿の時に、地べたや切り株や岩などに座る時、
教会関係者として、白を基調色にするが、
『浄化』『防汚』『防水』魔法を組み込んで居るから、決して『濡れない・汚れない』
アスコット・タイと、左右上腕と、背中の
『見習い勇者』とは言え、
うーん。家財道具一式入れられても困るなぁ。
とりあえず、現装備容量の二倍位にして置こう。
レベルが上がれば、容量も増える設定で良いかな。
ヘルメットは、普段は
頭には、転送プレートのユニセックス・カチューシャを付ける。
必要な瞬間に、フェイスシールドとヘルメットが、無限収納から自動に装着される方式にした。
デコ出しを好まなければ、細いティアラを付けてもらう。
ジャケットの袖口から、白手袋が見えている。
が、『見習い勇者』の段階では、強化フィールドだけでは、上手く『身体強化』と『意識の
なので、手先からの全身白タイツ仕様の『
『
そこらの剣では切り裂け無い。
もちろん
手術手袋の様に全身の皮膚に密着するが、シルクの肌触りである。
体内の『
『装着者の装着感覚』と連動して『密着度』を調整できるので、
手指や手首の細かい動きや、全身の動きを妨げない。
もちろんリンゴは軽くジュースに
白手袋の甲や、ジャケットの肘や、ブーツの
ヘルメットと同様に
無限収納に
身体強化のパワーで、
見習い勇者とは言え、無敵だ。
360度
念話通信も可能になる。
全員に同じ、簡略化した『
軍事行動にはむしろ、
無言で、テキパキと作戦行動を取れる、
全身に防御シールドを、常に掛けて居る。
シールド内は、外気温に準じて一定の気温に保たれる。
シールドが強すぎて
本人が『暑い』『寒い』を感じれば、気温は
そして常に『浄化』魔法が掛かる。
『
次は騎馬だ。
身体全体にフィットする
外観は、まったく変わらない。
馬も『
馬にも
馬の五感と連動させ、汗を吸収速乾し、体温調整もする。
教会紋章入りのキャパリソン(馬用コート)は付けるが、
シルクの肌触りだから、『
爆走しながら水分やミネラルや、
最たる機能は、一日中全力で走ったとしても『身体強化』をするから、馬の脚も身体も守られる。
馬も『身体強化』に
ハンマーの頭の様な、強化パーツ
ブルドーザー?の様な、土木や農耕パーツもあるようだ。
強化
そして、馬の視線より背が低い、
馬の主が手を離せない時、すかさず世話をして、戦に備える。
馬の思考も五感も、
ので、馬の希望通りに世話を出来る。
そして通常、ファザンと愛馬カテドラルの様な阿吽の呼吸な意思疎通は、馬の才能度合い次第だ。
が、騎士と馬は
人馬一体の最強騎兵たちの『騎馬軍団』の誕生だ。
理論上、馬丁ドロイドに騎乗させランス等を持たせて、遠隔指示で馬単独で攻撃『など』も、可能ではある。
無論『馬からの好悪』もバレてしまうので、非戦闘期間は、主人は恋人や家族の様に、キチンと馬の世話しなければならない。
衛兵隊が騎乗して、一体感あるデザインにする。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「では、勇者への修行を始めよう。変身!」
キューン
衛兵隊全員が、聖なる青白い光に包まれる。
光が、収まって行くと......
衛兵隊員それぞれの体格に合わせた、白を基調とした、
ファリス精霊王と同様のフロック・ジャケット・タイプの、乗馬服に包まれる。
各人の燕尾の長さ?も、丁度良い。
腹には丁度、真円の金色バックルが収まる。
全員、
おおおおおおおお!!!
「この衣装は......」
「ファリス精霊王さまみたい♪」
「そうだ!」
「それそれ!」
互いのアスコット・タイの、金糸の紋章をよく見る。
「それを、教会の白基調にされるなんて♪」
「
「ねぇ!馬達も見て!」
うわぁー!
白地に金糸の
シンプルが
「ファリス精霊王さまの愛馬、『シフィール』の、衣装みたい♪」
「ハーパン♪ カッコイイじゃない♪」
ブルル♪
主のリートにハーパンと呼ばれた馬は、
タムとカムランは、互いをマジマジと見る。
着たことがない、シンプルだが上質な衣装だ。
「「
かぶった!
わっはっはっは!
「イけるな!」
「あぁ!」
「
めいめいに盛り上がる、まだまだ
「そうです。若いのです。ですので、これから死亡者は、
猛は、キッパリつぶやく。
「そうであろうな。あのお仕着せで、皆お主の『手の内』で、守られる」
「分かりますか」
「あぁ。『龍』は強者に敏感じゃ......いきなり五十五名の『絶対強者』が生まれるとはの」
「はい。まぁ、まだまだ『
「そうか。どこかの山奥に
「いえ、今からこの場から、修行は始まります」
「ほう」
「『絶対強者』の修行は『日常』の中で行われなければ、意味がありません」
「ふふっ、面白い。本当に我が夫は『やることなすこと』面白くて、目が離せん」
「おやおや......では、始めます」
前に出る。
「
声を
全員が
「では、これより、『見習い勇者』の修行を始める......」
皆、緊張の面持ちになる。
「今から......ぐっすり、
がくっ
いっせいに、全員の
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