第45話 記念パーティー

まえがき

間に合った……(汗)

一ヶ月毎日公開達成翌日に毎日公開途切れるところでした(汗)


貴族の挨拶、言葉遣いの参考書?とかないでしょうか……

上の貴族から下の貴族、下の貴族から上の貴族、同爵の貴族への言葉遣い。

言葉遣いを勉強できる良い参考書やサイトを知りませんか?

教えてください。お願いします。


後で会話を修正するかもしれません。

修正したらお知らせします。

ーーーーー


「いけ!ベアクフォン!」


翼が生えた熊が駆け出す。


「突きなさい!ツンラビちゃん!」


もっふもふで角と翼が生えた兎が跳躍から翼を羽ばたかせ高速に飛び突き進む。

熊は反応できずに貫通し兎大の穴ができる。


「あああ、またやられたー。」

「速さと硬さと角があれば最強よ!元の毛皮のようにしてたら簡単には殺られちゃうじゃない。というか翼があるのに使わないとかアホじゃない?」

「うぐっ……格好良いじゃないか……」

「勝負に格好良いなんて関係ないじゃない。」

「ぐぬぬ……」

「ラハートフ!私が三勝したから私と勝負よ!」

「シーラお姉様、残念ながらお時間だよ。」

「な、なんですってー!」

「姉さん残念だったね。ラハートフ、帰ってきたら、姉さんに勝てるよう修練に付き合ってよ。」

「はぁ!帰ってきたら、ラハートフは私と勝負するのよ!それじゃあ勝負した意味がないじゃない!」

「シーラお姉様、リヨンお兄様、勝負も修練も付き合うから準備を急いでく。」

「「本当?!約束よっ(だよっ)!」」

「本当。『プチクリーン』行こう。」

「さっぱりしたわ。ありがとう。」

「そうだね。ありがとう、ラハートフ。」


これから記念パーティーだというのにシーラお姉様(ショコランの愛称)とリヨンお兄様(リョーレンの愛称)の二人はマジルド伯爵家の敷地、地下魔法修練場で俺との勝負か修練を賭けて五本勝負していた。

シーラお姉様が三連勝で勝敗は決まったみたいだ。


王城で適性属性を鑑定した王族の子女の記念パーティー、第四王子の記念パーティーがある。

婚約発表もある。


ぶち壊したい……


エアルリーザ様と第四王子の初対面でもある。


幸せになってほしい。

良いやつであってほしい。

ダメな奴だったら、やはり……


「ラハートフ、緊張しているの?」


御粧ししたシーラお姉様が物騒な思考になりそうだった俺に話しかけてきた。顔を上げシーラお姉様を見る。


美少女だ。


だけど美少女だなぁと思うだけで、エアルリーザ様みたく魅かれるということはない。

角が好きなだけあって今日はツインドリルを装備している。

似合っているんだけど、ちょっと笑いそうになるのを我慢する。


物騒な思考が晴れた。


「ちょっと考え事をしていただけだよ。」

「ラハートフは適性無しでも最強なんだから、気にしなくていいのよ。」

「まぁ馬鹿にする奴がいたら、僕らがぼこぼこにするから安心して。」

「そうだよ。お父さんがそんな奴がいたら地獄を見せてあげるよ。ふっふふ。」

「氷像を作ってあげましょう。うふふ。」

「て、適性無しなんて本当に気にしていないからそんなことしなくていいよ。」


養両親達も物騒だった……




「オルヴェルド公爵家、ガドヴェルド公爵家、アーティヴェルド公爵家の方々おなーりー。」


あぁ、一番はエアルリーザ様だ。

さらさらの金髪のロングヘアーが輝いている。

強気な赤い瞳と姿勢が相まって美しさや高貴さが溢れまくっている。


まだ少女になったばかりなのに、成長したら、やばいんじゃないか……

従者として大丈夫か?

やばくないか?


「とふ、ラハートフ。」

「は、はいっ!なんでしょうか?」

「エヴィンカル様達に挨拶に行くよ。」

「は、はい。」あ、いや、まだ心の準備が、ちょっと待ってほしい……

「何止まっているの?行くわよ、ラハートフ。」

「あ、待って。」


心の準備ができぬままエアルリーザ様のところに来た。

挨拶で頭を下げるマジルド伯爵家の皆、慌てて同じく頭を下げる。


「エヴィンカル公爵閣下、さっきぶりです。」

「はぁ、お前はどこでもいつでも変わらないな。」

「それが僕の良いところですから。アウルーレ公爵夫人、トリーリア公爵夫人、リサトルーア公爵夫人、お久しぶりです。」

「アウルーレ様、トリーリア様、リサトルーア様、お久しぶりです。だいぶ魔力量が増えましたね。」

「えぇ、久しぶりですね。アガートルン伯爵様とニルサリア様のおかげですわ。」

「そうです。」

「そうですね。ありがとう。」

「お役に立てて良かったですわ。ご紹介します。私達の子供達です。」

「初めてまして、アガートルン・フィン・マジルド伯爵当主とニルサリア・フォン・マジルドの第一子ショコラン・フェン・マジルドと申します。」

「第二子リョーレンと申します。」

「第しゃん、第三子りゃ、ラハートひゅ、ラハートフと申しましゅ、申します……」


がああああああ

噛みまくったあああ


「なぜ平民が「息子と娘を紹介しよう。挨拶をしなさい。」」

「初めてまして、エヴィンカル・フィン・オルヴェルド公爵当主とアウルーレ・フォン・オルヴェルドの第二子エアルリーザ・フェンオルヴェルドと申します。」

「……第一子エンダースだ。」

「エンダース君はエヴィンカル公爵閣下に似ているね。今から将来が楽しみだ。エアルリーザ嬢も全属性に膨大な魔力量、こちらも将来が楽しみですね。まぁうちのラハートフには負けているけど。」

「!?」

「そうみたいですね。ラハートフ様に追い付けるよう頑張りますわ。」

「え?あ、お、わ、私も、が、頑張ります!」


その、あたたかい微笑みはなんですかっ?

噛みまくったからっ?

恥ずか死ぬううう、帰りたいいいい……


エンダース、様に睨まれていることに気がつかず、そのあと他の貴族のところにも挨拶に行ったみたいなんだが、覚えていない。


「国王様及び殿下方々様のおなーりー。」


目が覚める。


おお、国王様は威厳があるね。

イケオジだ。

あ、きた。


第四王子ホルスディン・エン・ドラゴライヴェルド、様。

国王様と同じく金髪、顔は王妃様似か?

支えたいと思わせる男だな。


エアルリーザ嬢の方を見た。

顔を赤くしてやがる。

そりゃあ、天使様だから見惚れるのはわかるがイライラするな……


エアルリーザ様はどうなんだろうか?

後ろ姿でわからない。


オルヴェルド公爵家の方々が国王様達に挨拶をするとエアルリーザ様が第四王子の隣に立ち婚約発表がされた。

拍手を贈られる。


第四王子は顔を赤くして、エアルリーザ様は……

あぁ、作り笑いだ……。

胸がぎゅっと締め付けられた。


何もできない自分に腹が立つ……

望まない婚約を破るにはどうしたらいい?

王命を取り消すことはできないのか?

何かできないのか、何をしたらいい、どうすれば……


ーーーーー

あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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