俺の境遇はかなりごちゃまぜ
龍百
俺の境遇テンプレごちゃまぜ過ぎない?
俺は赤城裕介!
死んだ筈なのにまだ意識があるしここはどこ?
「…それは私が説明しよう」
えっ、誰?
「私は神、ここは転生の間だ」
…じゃあ今から俺は転生するんですか?
「ああ、しかし君は私のミスで死んでしまった、故に記憶を持ったまま転生させよう、勿論チートも付ける!」
えっ…ありがとうございます?
「いきなりだかすぐに転生してもらう、私はこれから謝罪会見があるのでな、…達者でな」
えぇ…謝罪会見って神の世界にもあるんだ…
ーーー
「おぎゃー!おぎゃー!」
あれぇ!?
いきなり赤子になってるぅ!?
「おお!元気な男の子だ!」
「ええ!かわいい男の子だこと」
うーん、まぁ、今のうちから魔力を扱う訓練でもしとくか…?
ーーー
「おお!ガリア!遂にこの日が来たな!」
「はい…!」
スキル獲得の儀、それは人生を左右するスキルを獲得するための儀式
…まぁ正直成長チートのお陰でスキルなくても魔法だけでそれなりに強いんだけどね!
「…ガリア様のスキルは【進化】です」
おおおおお!!!!
強そう!どうなの?強いの!?
「…そうか、ガリア、お前をリベリア家から追放する、すまない、そのスキルでは流石に庇いきれん、路銀は渡す、この領地から逃げてくれ」
あぁ…ゴミスキルだったんだな
あのもう一人の母親のせいで俺はこの領地だと暮らしていけない、か
はぁ…王都で冒険者にでもなるかぁ…
ーーー
なんか勇者パーティーの魔法使いとして有名になっちゃったわ!
なんだよ無能の賢者って…無能なのか賢者なのかはっきりしてくれよ…
「はぁ…」
「…?どうしたんだガリアため息なんかついて」
「いや、異名の無能の賢者って無能なのか賢者なのかどっちなんだろうと思ってな」
「えぇ…普通にスキル無しの賢者って意味だと思うけど…」
なるほどぉ!それで無能の賢者ね!
なんか罵倒したいのか褒めたいのか分かんなかったけどようやく意味が分かったわ!
「ありがとう勇者!なんかスッキリしたわ!」
「えへへ…そう?なら良かった」
なんか照れ方かわいいなぁ〜!
だが男だ
ーーー
「へっ!お前みてぇなスキル無しよりスキル持ちの魔法使いの方が強いに決まってるだろ!俺達勇者パーティーに寄生してんじゃねぇこのクズ!」
「えぇ…戦士、お前一体どうしちまったんだ…?」
「馬鹿が、ダンジョン内に助けは来ねぇ、時間稼ぎも無駄だ、諦めな」
「え?時間稼ぎ?どういう…」
「死ね!ガリアァ!」
「ガハッ!」
話が一方的な上に早いよ!
お前そんな生き急いだ性格だっけぇ!?
クッソ!こんな高い場所から落ちたら死ぬぞ!
いや、魔法があるから大丈夫だけどさぁ!
クッソ…ここどこだよ…
とりあえず…右だ!右に行こう!
いや何これ?
なんか…オーブ?みたいなのが安置されてるけど…
とりあえず…触ってみる?
ースキルオーブを使用しますー
えっスキルオーブ!?
あの伝説の!?
ー …スキル【死に戻り】を獲得しましたー
いやスキル名物騒スギィ!
つーか死に戻り!?チートじゃん…
いや、だか右からは脱出できそうにないし左に行ってみるか…
ーーー
ー人型生命体の侵入を確認…ー
えっなにここ〜!?
いやこの白い石板なに?本当になに?
ー侵入してきた人型生命体を人間と仮定、新たなマスターとしますー
え〜!?
新たなマスターにされちゃった!
「えっ、何が出来るの?」
ー解、スキルの取得及び肉体の強化を時間に囚われず行えますー
んんんんんんん!!!
時間に囚われず!絶対ロクでもねぇ!
ー具体的には訓練によりスキルとステータスの強化ができ、訓練中、時間が止まりますー
あっ、自分だけ老いないとかそんなんでは無かった
人道的〜!
にしてもスキルの取得かぁ…
ちょっと訓練していくか!
ーーー
訓練にハマり過ぎた…
成長チートのお陰で訓練の効果がビビる位出る
そしてそのお陰でモチベーションが止まらん
訓練中毒になる…もう30年は訓練してる…
ー正確には80年と10ヶ月ですー
あっ、大分サバ読んでたわ
80年は訓練してたらしい、確かにスキル1000個どころじゃねぇもんな
さて!そろそろ外に出ますか!
あれ?そういやどうやってここから脱出するの?
…考えて無かった!
ど、どうする!?
えっ…えっ!?
…よし!訓練して現実から目を背けよう!
ーーー
…そんな事やってたら寿命来たわ
そりゃあ80年も訓練してたら寿命くるわな
はぁ…不老だけじゃなく長寿のスキルも取っとくんだった…
はぁ…訓練漬けで一生が終わるのかぁ…
俺の境遇はかなりごちゃまぜ 龍百 @ryu_100
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