二. 変化をし続ける者への応援コメント
愛情の起伏が薄れていて、思いやりや気遣いが少なくなっている現在の先のように感じました。それでも、その中から痛みや“ほっこり”を感じる人もいる。その濃淡がはっきりと出ている世界。食を通じて対比しているところに感情が揺れました。同じテーブルで食べているのに意味が違うのは辛い。賞味期限、温かさ、硬さ、匂い……好きな人のエプロン姿。いつも感じているいちいちが、やっぱり愛おしいもので読了した時に、胸が熱くなったのと深いため息が出ました。
作者からの返信
嬉しい読み込みありがとうございます。
本日、最終話を投稿しますので重ねてお読みいただけますと幸いです。
人が人を愛することにどうか些細な事柄が深みを増しますよう、重みを加えますよう。
四. 気持ちを綴った少女への応援コメント
想いや願いを投げる先の距離や強さが違っていても、同じ方向を向いている。近くしか投げられない人は、それで。遠くに投げる人はそれで。同じ方向さえ向いていれば、軌跡は途中まででも同じ。ユタカさんの書くこの物語は時間の感覚や感情の起伏、違和感などのズレを大きくしただけで、今生きる我々にもある事。共にいるパートナーと自分の、どちらが早く亡くなるか分からないし、育ってきた環境も違うから知識も感情の起伏や使い方も違う。そんな大切な事をひとつひとつ考えながら、クスッと笑ってしまう表現がとても素敵でした。気持ちが温かくなったり、揺れたりの良い意味で忙しい、追体験するような作品。とても素敵です。