第72話「殿、チャンスでござる」

おはようございます。

今日のテーマは新語です。

これもなかなか厄介なんですよね。特に当該新語が生まれて以降の若い世代にとっては。


タイトルに書きました「殿、チャンスでござる」は、ある時代劇の撮影で、役者さんが思わず言ってしまった言葉です。

正しくは「殿、好機でござる」ですね。

「鎌倉殿」ではこの辺を逆手に取って人気ですね(私は本編見たことないけど)


さて、現代日本以外が舞台の小説を想像してください。やっぱりファンタジーかな。

その小説の中のセリフで、

「マジでドン引きだったよ」

とか出てきたらどう思います?

「エビデンスはあんのかよ!」

とか。

「マウントとってきた」

とか。

他にも、イケメン、うざい、テンパる、キモい、などなど。

もう、モヤモヤするー。

気持ち悪い。

舞台が一気に現代日本になってしまうんです。


長いこと生きているオジサン、オバサンは、新語センサーが働いてこのようなミスは自然に防げます。しかし、学生さんとか若い人々は、新語センサーはあっても、「古い新語」には対応していないのです。

ああ、苦労しちゃうね。

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