第23話 個性とは? オリジナリティとは?
本日よりファンタジー作品の執筆に戻った西山です。
そう、ファンタジー。
最近いくつか【本音感想】とかの自主企画で数点読みました。他の方のファンタジー。
ひとことで言えば "Forgettable Stories"ですよ。
なんで英語なん?
いや、昔American idolって番組で、審査員のSimon Cowellがよく言ってたんですよね。
そのニュアンスの方がピッタリな気がして。
日本語で言えば、記憶に留まらない、読んでもすぐ忘れる、そんな感じです。
さて、ちょっと話が変わりますが、次に上げるふたつの表現、紙一重なんですよね。
・この人の作品は、どれも同じに見える
・作品を見たらこの人のだ、と分かる
印象的に前者は否定的、後者は肯定的意見に見えますよね?
個性が作品にあると良くも悪くも記憶に残りやすくなります。
「名前だけでも覚えて帰ってください」じゃダメですけど。内容も紐付けして覚えてもらわないとね。
ではですよ、良い印象で自分らしさを覚えてもらうにはどうしたらいいか。
諸々の表現の仕方(事象、感情、その他)には存分に自分らしさを乗せて、物語の大きな展開はその都度変えるべきでしょう。
怒られるのを覚悟で言いますと(と言いながら怖いので名前は出しませんが)、銀行員を主人公にしたドラマの原作で一躍有名になった作家。
彼は「どれも同じに見える」代表だと思います。
企業ものの小説では、必ず資金難があり、ライバル企業からの邪魔が入り、しかし最後はトップの人望と、持ち前の技術力で大円団。
扱う商品を変えれば無限に物語が書けますね。
しかし、作家本人の過去の経歴のおかげで、リアルな経済を描けているので、その個性の勝利です。
あとは、UFOと宮沢賢治を好きな東北のセンセーとか(将門編はどうなったの?)。
いや、二人とも好きなんですけどね。
何にせよ成功するためには "UnForgettable" というのは最低限受けるべき評価ですよ。
記憶に残らなければ、感想も一時的。
私の理想は、拙作「空からの物語」にも書いていますが、物語のキャラクターが、読者と共に心の中で成長していく。そんな小説を書くことです。はい。
その思いを胸に、今日も「メモリア」を書くのです。
あ、この後キトラ古墳の壁画を見に出掛けますけどね。
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