第22話 【実況】短編ミステリ(5分で読書用)はいかにして生まれるか

まあ、実況なんて書きましたが、「暗闇からの失踪」の脱稿後、思いついたんですよ。


「そうだ、もう一本短編書こう」


ってね。


本当ならミステリ脳からファンタジー脳に切り替えて「メモリア」の続きを書かなきゃいけないんですけどね。何となく、もやもやーっとアイデアが浮かんだので。


「5分で読書」は取っ付きやすいですね、書く側として。

私は何か作品を書く時、以下の順序で書く内容を決めていきます。

1.ジャンル

2.対象年齢(ターゲット)

3.長さ

以下ミステリの場合

4.捜査する人物(民間、探偵、警察、など)

5.事件の内容

6.中心に描く事象(トリック、動機、暗号など)


こんな感じです。

で、「5分で読書」は3まで決められているので楽なんですね。


私はつい今しがたまで4番以降を練ってました。

いわゆるプロットです。

私のプロットは長編であっても脳内だけなので、窓を開け、扇風機を回し、ロフトのベッドに横になりつつホケーっと考えていました。


で、こうなりました。


4.非番の刑事(父)とその息子(小5)

5.喫茶店で行われる何らかの密売事件

6.暗号解読


なんかね、そういえば子供って暗号解読好きだよなぁって思ってね。

ついさっき暗号が出来たところです。

で、暗号解読の難しいところは、どうやって解読させるか、なんですよね。


当然ですけど、暗号作ったの、私じゃないですか?

で、暗号解くのも私じゃないですか?


ね?

難しそうでしょ?


短編とはいえ、簡単に解かせても面白くない。

自然なヒントで「なるほど! 閃いた!」的な演出は必須です。

で、出来たら読者には絶対解けなくて、それでも正解を読んだら「そういうことか」と納得できる暗号……。


ふふふっ、出来たよ。プロット。


さて、リビングに降りて、パソコンに向かいます。ちなみにこの文章はスマホで書いておりますよ。

うん、今日中に公開できるかな?


(以下 2022/05/25 13:57 追記)

と、いうわけで、公開しました。

「BLTのベーコン抜き」

https://kakuyomu.jp/works/16817139554939993746


大サービス(?)で暗号部分だけここに転載しておきます。

『ライトニングトークされたらすぐに、モモのしっぽをつねって、右耳上げたら六匹のニシンを回してやるんだぞ』

舞台は喫茶店。娘に向けた父からの電話で語られる暗号。解けるかなぁ?(多分無理)

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