第005話 シートベルトが無かったら死んでた
無職のまま洞窟の先に進んでみる
この先に何か有るの?
『平べったい壁が有ったよ』
ふむ人工物かな?
『その先には行った事ないから分からない』
取り敢えず その平べったい壁に向かってみるか
他のモンスターが現れる事もなく
無事に平べったい壁にたどり着く
うん 何の変哲も無い ただの壁だ
壁の向こうには何か有るのかな
『今ならわかるけど 何かの空間が有るみたい』
壁は分厚いのか?
『殴った位じゃびくともしない位には分厚いよ』
それじゃ先に進むのは無理かな
『収納で取り除けば先に行けるけど?』
その手が有ったか
壁に手をあて収納と考える
大体襖一枚分位の穴が開いた
ガシャガシャ音を立てながら落ちる剣と盾
なんだ?
『取り除いた壁に掛けて有ったのか落ちたようだね』
成る程収納で考えたのが壁だったから
その壁にかけてた剣とかは収納されずに残ってて空間に置いてけぼりにされて落ちたと
丸腰だったし武器は貰っておくか
『普通の鉄のロングソード 鉄の盾だね』
おおっRPGみたいだな
屈んで持ち…上がらない
「重…」
『もし持ち上げたら勇者になれるよ』
普通のロングソードって言ったのに?
『そう普通だよ 大体35~40キロ有る』
なんで そんなに重たいんだ 普通の人持てないだろ
『普通ならね 訓練して持てるようになるよ』
こんな剣振り回したら腰いわすよ
持ち歩くのもしんどそうだし…
剣の束に手をあてて収納した
改めて壁の向こうの空間を見渡してみる
宝箱が二個 壁に袋が二つと剣が一本かけられていた
宝物殿?
『ダンジョンじゃ無いかな』
ダンジョンだと あの宝箱にはトラップとか有りそうだ
『間違いなく有るだろうね』
でも…宝は欲しいから収納して行くか
右に有る宝箱に手をあてて収納と意識して格納した
よく収納はチートだとか言うけど
本当にズルだな
左の宝箱に手をあて収納を意識した
アレ?格納出来な…
『危ない!! 直ぐに離れて』
何も考えずに指示に従う
なんだよいきなり…
『アレは宝箱じゃないよ 生きてる』
げっ…ドラ○エなんかで出てくる攻撃力が高めの即死魔法を唱えてくるモンスターか
『開けようとしなかったから反応してこなかったけど 危ない所だったよ』
防具を何も付けてない今なら即死魔法を唱える所か ただの攻撃でも死んでた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます