悠遠に至る祈りの話
塔
はじめに
それは昔、もしくは昨日、あるいは明日の物語。
何処にも無い、何処にでもあるその街に、その喫茶店はありました。
街の西、路地を曲がったその向こう。
扉を開くと、シェイカー頭のマスターがカウンターから出迎えます。
「ようこそ、こちらは初めてで?
どうぞ、一般頭の方も遠慮なく」
ここは喫茶・馬頭琴。
異型頭の集まるお店。
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