エロゲのヒロインをかばって死ぬ幼馴染キャラに転生したのでヒロインを甘々に育てようと思う

アズリエル

第一章 死の運命を超えて

第1話 俺、転生

突然だが、俺は転生してしまったらしい。

え、なぜわかるのかだって?そりゃぁつい最近まで社会人二年目の人間が気づいたら体が縮んでいたら気づかないほうがおかしい。

目の前には母親と思われる人がたわわな胸を俺にあてがっている。

俺はそんなたわわな胸にしゃぶりついているのが現状である…



ちなみに母乳は牛乳と豆乳を足して水ですごく薄めた味がした。

おいしいかと聞かれたらYESと答えるしかない


まだ味覚が発達しきっていないベイビーにとってはおいしいのだ

転生したと自覚したのはつい数時間前、一時期何が起きているのかわからず混乱し、ギャン泣きしてしまったら母親が来たのが現状だ。



精神年齢が肉体に引っ張られているのかやけに涙もろい

赤ちゃんは泣くことが仕事なのだ、うん、俺は悪くないうん


そこで母親から衝撃の一言が発せられる


「はい、満足しまちたか~?修ちゃん」

「ばぶ?」(え?)

「そうでちゅねぇ~あなたの名前は清水 修しみず しゅうでちゅよ~わかったかな?」

「ば、ばぶ…」(なん・・・だと・・・)

「ばぶ⁈~~~~~~~!」(なんだってぇ!~~~~~)



そう、俺はこの清水 修を知っているのだ

なんたって生前おれがドはまりしていたエロゲーのヒロインをかばって死んだ幼馴染が…

清水 修なのである




転生してから数日やはりここは俺がはまっていたエロゲー、~厄災と僕と七人のヒロイン~

通称厄ヒロの世界だ。


物語のあらすじは、生まれてから霊感が強かった主人公とこの世ならざる魔のもの【厄】を払う七人の巫女との青春ラブコメで、最終的には、厄の親玉【荒の巫女御霊】を浄化し、その時点で一番好感度が高いヒロインもしくは一定の条件を満たすとヒロインと結ばれることができる。


さらにもっと言うとこの厄と戦う組織、【厄除の面】は神社を生業とする家系のものが組織していてもちろんヒロインの幼馴染設定である俺も神社の子供だ


この【厄除の面】なのだが全体的に女性が多い、なぜかというと、厄を倒すにあたって重要な機関

神気が女性のほうが多く貯められるからだ。よくあるご都合主義だ。



本来神気は、肺に貯めることができる。その貯めるときの神気の濃度によって、そのものが強いか弱いかが決まるのだが、女性の場合なぜか子宮にもその神気をためることができ、さらに子宮に貯める神気は肺と比べられないほど濃度を高くできる



よって必然的に女性のほうが強いわけだ。

ただし、デメリットがないわけでもないがそれは後程説明しよう。



さて、今度はヒロインの話をしよう、このゲームに出てくるヒロインは全員で七人、厄除の巫女と言われており女性のなかでも特に突出した才能を秘めており圧倒的な強さを秘めている

俺はその中でも 姫百合 天音 の幼馴染である



天音の容姿はまさに美少女、銀に光る美しい髪に、少し幼さがある顔立ち、胸は大きいほどではないがそれなりにあり、くびれもとても女性的だが発展途上の未成熟さが残っている。

さらにこの子の才能は圧倒的な神気の量だ、周りと比べ圧倒的濃度、圧倒的量が彼女の強さの所以だ



ヒロインはみな美少女なのだが俺はその中でも特にこのキャラが好きだった。

ゲームでは幼馴染をなくす前まではとても明るく可愛い子と言う設定で、

厄に両親、そして幼馴染を殺され、復讐のためにがむしゃらに努力し厄に一切慈悲を見せないそのさまを周りから冷徹の氷姫と言われるほどに成長する。


それでも大切な人たちを奪われた悲しみは消えず、少女の心は冷え切っていた…

そんな彼女の氷を溶かし、感情をよみがえらせたのが主人公って感じだ


そして!ゲームの内容はいたってシンプル!

エロゲーなだけあって厄の攻撃はエッチなものが多く、凌●あり、NTRあり、快楽●ちあり、の王道?のエロゲーである


ここで女性の子宮に神気を貯められる力のデメリット!

なんと厄どもはこの神気を穢すことで力を蓄える

本来は殺す、もしくは絶望によって人間の神気を穢すのだが、女性は神気を子宮により多く貯めるため、レ●プなどをして神気を穢してくるのだ




さらにこのレ●プなのだが、厄のチ●ポによる攻撃で穢す際、ヤられている側は猛烈な快楽を催すのだ。これを『堕ち』といって、神気が汚されるととても…その…察してくれるとありがたい。



作るのは大変でも壊すのは一瞬であるように、神気を高めるのは大変でも堕ちるのは一瞬なのだ。



ちなみに神気はみなすくなからず持っている。ただし神社の家系などと比べると天と地の差があるのはまた事実で、神気とは生きるためのパワーと言っていい。





とにかく厄に負けると男は殺され女はあんあんなわけだ

この制度はヒロインも例外ではない、負ければレ●プ、凌●されたのち、堕ちてチ●ポのとりこになってゲームオーバー、俺はこのムービーに何度お世話になったか数えきれない。



それでもここは現実、天音がそんなことされたら生きていけない

ということで、今後の目標は強くなってまず自分の死の運命を回避する、そして天音を守る!以上!



そうして高らかに上げられたその逞しい拳(自称)はまだまだ幼い幼稚なおててである。


がんばるぞ~ おー


「ばぶー!!!!!」



まだ赤ちゃんだけどね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る