第20話皆でプール2
【皆でプール2】
3人でプールに入ると、齋藤さんの胸がゆっさゆっさ……よかった水の中だから、俺のもっこり君が……誰にも気づかれない。
3人が微妙な距離で2-3m泳いだり、プールの端を歩いたり、ゆらゆら歩く際、栞が俺につかまると、齋藤さんも俺につかまって、プールの反対側まで行って、そこから上がって外の都会の景色を見たり、プール内の施設を調べたりして、なんかすごく都会の人の気分になって忍のところに戻ると、
「じゃあ交代ね♡」
そう言っておれの手を掴んでそのまま歩いて、少し離れたところから2人プールに入る。
「忍、ありがとう、本当ならここのプール、彼氏と来るつもりだったんじゃないの?それを俺なんかを誘ってくれて、そこまでしなくてもよかったのに」
「何言ってるの、彼氏なんていないわよ、それにここ、かっくんと2人で行きたかったから、わざわざパパに頼んで取ってもらったんだから」
「そうなの?」
「そうよ、私は昔からかっくん一筋なんだよ♡」
そう言ってニコニコしながら水遊びをするように、ゆっくりと俺の正面から、首に手をまわし抱き合うようなかっこうでくっついてくる。
これって恋人同士が抱き合って、見つめ合いながらそのままキス……とおんなじ……やばいよ。
いくらプールの中だから目立たないかもしれなけど、それはちょっと……
俺の元気になったもっこりくん、忍に気づかれないように腰を引くと
「あっ、離れようとしたでしょ」
そう言って今度は思いっきり抱き着いてくる。
昔は仲の良い姉と弟のようにべったりだったけど、もう大学生と高校生、俺はあんな水着姿の忍を見たら……意識してしまう
栞と齋藤さんがわーわー言いながらプールに入ってきて、忍を引き離し、なんとか俺のもっこり君が……気づかれずに済んだ、よかった。
結局4人でプールの中で泳いでも2・3メートル泳ぐ程度で、固まってゆらゆらしながら水遊びをしている感覚だった。
静かにゆったり楽しむ、こういうのもいいかも。
お昼になったので、そのままビーチチェアでサンドイッチを食べたんだけど、皆であ~んしてくる。
忍は今だに俺の事を小さい弟のつもりなんだろうし、栞も小学生の頃のままの感覚なのはわかるけど、その影響を受けて齋藤さんもやろうとする。
いいかげん俺も高校生なんだから、そういうのは親戚の小さい子供とか、彼氏にやるもんだろう。
なのに……2人ともいつまでも子供の時のまんまの感覚なんだよな。
午前中にプールに入って、食事をしたからか、このプールが静かだからなのか、眠くなってうとうとしていたら、
「眠そうね、少し寝たら?」
忍ありがとう。
バスローブとバスタオルを持ってきてくれて、ちょっと寝ることに。
小さい頃のやさしくて、大好きだった頃の事を思い出しながら寝入った。
///////////////////
(フフフかっくん♡知ってるよ?気づかないふりをしてたけど、私がプールで抱きついたら、おち〇ち〇、大きくなったでしょ♡ もう、いつ襲ってもいいんだから、まあ今日の夜はついにかっくんと1つになるんだけどね♡)
////////////////////
30分くらい? くすぐったい……うっすら目を開けると3人で俺の顔を覗き込みながら、髪の毛を持ち上げたり、分け目を入れてみたりして遊んでる、それがだんだん頬や唇までいじりだしたからバチっと目を開けると、3人とも「「「ヒャッ」」」って言って離れた。
それから3人で、
「そうね、しないよりか、いいんじゃない?」
「でしょ」「うん、そう思う」
よくわからない事を話ながら最後は3人で頷きあっていた。
都会の大人のプールは、ナンパはあるけれど、3人が、あそこに寝ている彼と来ていると言って俺を指さすと素直に引き下がる。
大人は違う?たまたま? まあ何事もなく良かった。
もし豊鳥院プールだったら、あんな3人が一緒にいたら、その手の男どもが絡んでくるんだけど、ホテルのプールは違うんだろうな~。
ゆったり気分で楽しんでいたら、夕方になってきたので、そろそろ上がろうという事で、4人プールから上がって着替えると、栞と斎藤さんが、朝と違う服に……昨日買った服だろうな、やっぱり都内の有名なホテルだから、女子はおしゃれしたいんだろう……って思っていたら
忍は朝の時よりぐーっと大人っぽい……すごかった。
水着の時も思ったんだけど、胸は3人の中で一番小さいけど(そこにばかり目が……というわけじゃないけど)、スタイルは栞が一番と俺は思ってるんだ、忍は背が高いのもあって、栞とは別の意味ですごいスタイル。
胸はあれだけど、忍の服は忍の体の線がすっごくきれいに見える……スカートのスリット?が……腿の奥の方まで……靴もハイヒール?すっごく脚が綺麗って言うか、その、なんて言うか……もっこり君お願い静かにして
忍が
「さてっと、プール楽しかったね、じゃあ帰る?」
「ううん、せっかく帝都Pホテルに来たんだから、かっくんとここで遊ぶわ」
それを聞いた忍が頷いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。