第13話 チア部のクリスマス!

今年もいよいよクリスマス!チア部のうちら3人は、お家でパーティーをすることにしたの!


あお「おめかしして、チアユニ着て・・・」

たく「やけに気合い入ってんなお前」

あお「だってクリスマスだもん!」

たく「あそっか、はークリスマスか」

あお「今年は瀬奈と明里の3人でパーティーするの!」

たく「あらあらあら。社畜の俺を差し置いてパーティーなんて贅沢な」

あお「えー、たっくん仕事なの?」

たく「イブに食品レジ7時間。あほか」


たっくん曰く、イブの今日は19時まで帰ってこないって。・・・でも、パーティーは20時からで、今日はお泊まりのはず。うちはたっくんにこう言った。


あお「ケーキ、買って?」

たく「は?」

あお「パーティーね、20時からなの」

たく「だったら材料買ってあるから生調理のケーキでも作ったろか?」


たっくんから帰ってきた答えはまさかの手作りケーキ。めっちゃ楽しみ!


明里と瀬奈とうちの3人は、たっくんの帰りを待ってた。帰ってくるのをずっと待ってると、あいちゃんがうちのところに来たの!


瀬奈「あおっちクリスマスなのにチアユニ?」

あお「たっくんの応援しなきゃいけないもん」

明里「大変だね。うちらもポンポン持ってきたから練習できる時にしちゃおっ」

瀬奈「うん!」

あい「ねーねー・・・あえ?たったー、どこー?」

あお「あいちゃーん!!」

あい「きゅぴ?ねーねー、だぁれ?」

あお「お姉ちゃんの友達だよ!」

あい「・・・こんにちは!」

瀬奈「えー!!かわいいー!!」

明里「それな!!かわいすぎでしょ!!」

あお「たっくんに教わったの?」

あい「え?ねーねーおちえてくれた」

あお「あれ?そうだっけ?」

たく「バカだな、愛央も」

あお「むーっ。って、たっくん!?」

あい「たったー!!」

たく「よしよし。いいこいいこ。あとでご飯食べよな」

あい「あい!」

瀬奈「こんばんは!」

明里「お疲れ様です!」

たく「おう。おめーらどしたぁ?」

あお「朝言ったじゃん!」

たく「あー、あれかー。社畜帰りの俺がケーキ作るって話やったな。さーつくるかー」

あお「たっくん、がんばれっ♡」


たっくんは帰ってきて荷物をベッドに投げると、早速ケーキを作り始めた。それにしても・・・めっちゃ早い。


たく「焼くまでにかかる時間はおよそ45分。飾り付けとかも含めると1時間かかるな・・・」

あお「たっくんっ!がんばれっ♡」

瀬奈「あおっち・・・」

たく「がんばるけど・・・飯間に合うかな・・・」

全員「うーん・・・」

あい「たーた、あいたんもやりたい!」

あお「うちも!」

瀬奈「みんなでやろっ!」


たっくんの発達事情は瀬奈も明里もあいちゃんもわかってる。結局みんなで手伝い、最高のケーキにしたの!


たく「ふー、ありがとー」

あお「たっくんも頑張ったね!」

瀬奈「さすがたくみさん、作るのはうまいですね!」

あい「たったー、あいたんのごぱんー」

たく「あいちゃんのもあるよー。今食う?」

あい「うん!」

あお「ケーキできたよ!」

たく「では、皆様方お手を拝借。せーの」

全員「かんぱーい!」


パーティーが始まってからは、ケーキを食べてみんなで楽しんでると、あの時間がきたの!


あお「みんなプレゼントある?」

瀬奈「うん!」

あい「え?」

たく「あいちゃんはねぇぞ」

あい「きゅぴ・・・」

たく「その代わり、たったーがサンタさんからプレゼントもらったからそれをあいちゃんにあげようか」

あい「やったー!!」

たく「俺は飲む」

あお「じゃあ」

瀬奈「3人で」

明里「交換ね!」


うちらは3人でプレゼント交換をしてパーティーも順調に進んでいったの。時刻はもうすぐ夜9時。うちはたっくんにこう提案した。


あお「5人で仲良く寝ようよ」

たく「俺明日4時から仕事だから」

明里「じゃあたくみさんへのクリスマスプレゼントでさ」

あお「なに?」

明里「3人でチアダンス踊っちゃおうよ!」

瀬奈「チアユニないよ?」

あお「私服でいいじゃん!」

明里「私服チアとか絶対可愛い!」

あお「じゃあやるよー!」


それから3人でたっくんへのクリスマスプレゼントとしてチアダンスを踊って、気付いたら寝ちゃってた。


クリスマスってやっぱ最高!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る