第16話 胃に穴あきそう……
「お〜い照ぅ〜。」
「ゆ、優美⁉︎」
「「ねぇ照(君)この人誰?」」
「お互いで自己紹介してくれ。疲れてるんだ。」
「私は照の幼馴染で、将来の中を誓いあっ『てないよな‼︎嘘つくなよ。』とこのように本人は恥ずかしがっ『てない‼︎』わぁ、私たち息ぴったしだね。結婚する?」
「しねぇよ‼︎」
まあこれも幼馴染だからこそ許される冗談だ。
だって優美は好きな人いるって言ってたし、そりゃ一回告白してきてるけどもう俺への気持ちなんてとっくの昔に冷めてるだろう。
「優美さんだったかしら、あなた少し妄想が過ぎるみたいね。まぁわたしたちは正真正銘の恋b『もうこのくだりいいですって‼︎』もう、恥ずかしがり屋なんだから。」
「俺は茜と付き合ってるんで誰とも付き合う気はないですよ。」
「「………………。」」
「どうしたんですか?」
「「……家族だし血繋がってるし。いずれは別れるでしょ?」」
「私とお兄ちゃんの愛は不滅なの‼︎」
「お前付き合ってからキャラ180度変わったよな。」
「私はずっとこんな感じよ。心の中では。」
「いやそれは知らんし、と言うかもう帰るぞ茜。」
「うん。」
「あら、じゃあ私もおじゃましようかしら。」
「じゃあ私も。」
「いやd『もし照君が入れてくれなかったら朝までここで押し問答していてもいいのよ。』……はぁ、もう分かりましたよ。でも泊めませんからね。と言うか俺、両親の葬式帰りなんですよ。もうちょっと労ってくれてもいいと思うんですけど。」
「「いやぁ、なんか大丈夫そうだったから……つい。」」
「いいですけど別に。あっでも優美は帰れよ。」
「何でよ⁉︎」
「お前の両親が心配するだろ。」
「ぐっ。」
そんな訳で優美は家に帰理、春香さんとあかねと俺で家のリビングにいる。
「私、照くんの部屋に行きたいなぁ〜。」
「リビングで我慢してください。」
「しょうがないなぁ〜今はまだ我慢してあげる。」
「なかなかの豪胆さですね。心臓に一体どれだけの毛が生えてるのか見てみたいですね。」
「じゃあ見る?」
「他人の家で服脱がないでください‼︎」
「えぇ〜照君が見てみたいって言ったのにぃ〜。我儘だなぁ〜。」
「どっちがですかまったく。と言うか何しにきたんですか?」
「照君に慰めてもらいに。」
「どうして春香さんはいつも【ピンポーン】……。」
家のチャイムが鳴った。
嫌な予感しかしない。
【照ぅ〜ここ開けてぇ〜。】
さすがに女の子を外で待たせるわけにはいかないので一応家に入れた。
入れたけど…‥、
「お前帰ったんじゃなかったのかよ‼︎」
「ちゃんとお父さんとお母さんに泊まっていいか確認して、お泊りセットも持ってきたよ。」
「おじさん……JKを男の家に泊まらせるのは良くないって。」
「いや、だってこれまで照そういう系の浮ついた話全然なかったじゃん。」
「いやそれは茜を守るための時間を……。」
「守るって何?」
「実は……。」
優美に茜の過去について話すと、怪訝な顔をされてしまった。
「え?あんたあの話知らないの?」
「あの話って?」
「そこにいる妹さんが『ちょっと待って‼︎お兄ちゃんは一回自分の部屋に戻って。』まだ私が話してr『あんたのあのことも話すわよ。』……ふん。好きにすれば。」
「おい茜、優美あのことって?」
「お兄ちゃん、今はこの人たちと話をしないといけないから自分の部屋にいて。」
「わ、わかった。」
「さあこれから女子会を始めます。」
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