ENDmarker.
いつものように。
指環を持って、彼女のところに行く。
彼女の指。
指環が。
なくなっていた。
彼女が、恋人ではなくなる日が。その日が、いま、来たのだと、思った。
長かった。7年という月日よりも。彼女に指環を割られ続けたこの数ヶ月のほうが。長かった。
それも、今日で終わる。
指環が。割られていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます