有機系ブラック研究室が集団転移した件
精神崩壊太郎
第1話
夏休み前のゼミを控えたその日、それはやって来た。
ブオンと低い唸り音と共に巨大な魔法陣が気怠い暑さに満たされた大学の教室の床に描かれる。
いくつもの青いラインと赤いラインで描かれた複数の禍々しい魔法陣。
何度も経験したあのおぞましい感触。
召喚魔法陣だ!
しかも今回は俺一人を召喚するのではない。
教室の床全体を覆う巨大な魔法陣だ!
間違いない、これは集団転移だ!
(ここまで引用 クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱ランクの商人に偽装しました。より)
という文章が書けたらいいなぁと私は思いました。
本編↓
そんなこんなで俺たちは異世界転移したのであった。
異世界であると断定した理由は三つある。
まず一つはここが中世ヨーロッパ風の街並みであること。あと二つは思いつかなかった。
俺の名前は佐藤太郎。院生である。今年で31歳(D10)だ。
そしてこっちは相方の市原京子。名前から分かるように野崎京子先生の親戚だ。下の名前が一致していることから分かるように親戚ってどういうことですかね。
ちなみに美少女(30)である。彼女は3浪のD6であった。注釈をしておくと大学院では少女の基準は30歳以下である。これは晩婚化の影響であった。
「私美少女私美少女私美少女」
市原は何かブツブツと呪文を唱えている。
「ステータスオープン!」後輩の田中(D1)はいきなり叫びだしたが何も起こらなかった。
彼の名前は田中康夫、研究テーマはメビウス芳香族性とそのケツ穴状トポロジーについての研究であった。ちなみにこのテーマで10報だしている逸材である。
ちなみにDの後に続く数字は博士後期課程に進んで何年たつかを示してある。そもそも博士後期課程とは博士前期課程の後であり博士前期課程から院生は始まる。
「ここは一体どこなんだ・・・」助教(先生の一種)は絶望していた。ちなみに助教は27歳で31歳の俺より年下であった。
こうして総員17名が異世界したのであった。そのうち描写する。
そんなこんなでここは森のようだった異世界転移と言えば最初は森である。しかしそこは全員有機系研究室出身あっというまに8名がハウンドに食われて死んでしまった。残り9名について語る。俺、市原、田中、助教の助崎教丸氏、後輩の田代、そのまた後輩の田崎、秘書の秘書山さん、准教授、教授の9名である。
まとめるとこうである
俺・・・俺
市原・・・美少女(30)
田中・・・ケツ穴
助教・・・JK
田代・・・ウマ娘マニア
田崎・・・スカトロマニア
秘書山さん・・・腐女子
准教授・・・影が薄い
教授・・・ブラックラボのボス
異世界と言えば現代社会再現が基本である。よってちょうどいいところにベンゼンの実がなっていたのでそれを蒸留して純品のベンゼンを得ることに成功したのであった。これさえあればいろいろできる。カラムの展開溶媒に使ったり、しかも都合の用意ことにカラムの実がなっていたのでカラムができるようになった。
そしてうんこうんこ
完
有機系ブラック研究室が集団転移した件 精神崩壊太郎 @deathhole
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。有機系ブラック研究室が集団転移した件の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます