第38話お別れ
「色々聴いたよバベル君」
目線を合わせ覗き込み言った
「それでね私、一つ言いたいことがある」
人差し指を立てた
「そんなことで契約書は使えません」
「そ…」
ガラガが喋ろうとした瞬間ルイスが思いっきりガンを飛ばした
「すみません」
「ゴホンすこし邪魔が入りました。いいですかバベル君契約書はとても貴重なんです」
「はい」
「子供に言っても分からないと思いますがバベル君なら分かりますよね。」
確認するがバベルから返事は返ってこなかった
「ん?ん~そおゆうことでごめん」
「いやいいんです。俺が欲しいのは喋らないて言う確証なんですそれができるなら契約書は必要ありません」
「まぁそうですよねそのための道具ですから。確証ですか」
顎に手を当てながら考える
「おーいバベル」
「ん?何に」
「俺絶っーー対誰にも言わないから」
期待していてくださいの眼差しでバベルを見る
「んーー?そうか」
(こいつバカなの)
バベルはガラガに対して色々諦めた
<マスター凄いですよこの人鶏ですよ。私初めて見ました>
サナが嘲笑った
「ぷ、そうだな」
サナの話を聴くと一瞬鶏に見えた
「どうして笑うんですか」
「いや面白くて」
何処に笑うところがあったのか分からないガラガ首を傾けた
「バベル君こんなもんでどうだろう?」
いつの間にかルイスは4つの瓶を持っていた
「ん!それで絶対に今日の出来事を話さないでくれるんですか」
「約束しよう」
(普通は立場逆なんだろうけど未来えの投資と考えるか)
「あなたは信用出来るんですけど」
ガラガを見る
「あぁ彼か私から言い付けておくよ」
「それでその瓶なに」
ズコ
「し、知らないの!」
「はい知」
<これはポーションです>
「えっ!ポーション」
「知ってるじゃないですか」
「じゃ説明は要らないね」
そう言いながらバベルにそっと渡した
「ごめんねバベル君、君ともう少し喋りたいけど俺たち違う村に行かなくちゃ行けないんだ」
「そうなんだ」
ガラガはすでに荷台に乗っている
「名残惜しいですがまた会えるときに」
ルイスは綺麗な礼をし御者台に乗る
「それでは」
馬車は進み行き
「ルイス・アルベルト男爵また何処かで会いましょう」
バベルは大声でルイスが隠していた事を暴露した
「はぁサティヤのところに行くか」
すこし疲れたバベルだった
少し遡り
サティヤの様子
「あ~どうしようかな」
サティヤは今木を切った丸太に座っている
「暇だな…なにしよ」
考えていた時
「ふんふんふんふん」
鼻歌をしながら何処からかやって来る…出現した
「こんにちは」
「誰!」
サティヤは声のした方に凄い勢いで振り向く
「どうも私はバベル君の友達の友達の母親の親戚の娘オリビアと言いますそしてこの子は」
「キキュキュキュ」
「コウモリのトアちゃんです」
サティヤの周りをコウモリが飛び回る
「なんだバベルの友達の友達の…なんだっ」
「そんなことより」
「名前言ってなかったね私はサティヤよろしくね」
「よろしくサティヤ私のことも呼び捨てで構わないよ」
「そうよろしくオリビア」
オリビアはサティヤの横に座りコウモリはそこら辺の木に止まった
「それでねサティヤ、話したい事があるの」
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