未知の生物

ちゃぴ00

第1話 目の前に居るのは

「速報です。今日北九州市住在の佐々木1家が全員遺体で発見されました。家族心中と予測されていますが引き続き警察は事件の犯行をおっています...」



テレビの音や時計、人々の話し声が雑音として耳に入ってくる。2つ注文したアイスコーヒーを飲みながら、ある人とここのカフェで待ち合わせをしている。


腕に付けてる腕時計を確認した。そろそろ待ち合わせ時間だ。

カランカランと鈴の音が鳴った。

「いらっしゃいませー」

来店したお客さんは私の向かいの席に座った。


「おまたせ」

『ちょうど待ち合わせ時間だね。外暑かったでしょ?アイスコーヒー頼んでるよ』

アイスコーヒーを差し出した。

「ありがとう。早速なんだけど今私たちが追っている事件について大体のことは分かったよ」

『さすがだね、ぜひ聞かせていただきたい』

それを聞くと頷いてから話し出した。


「今私たちが追っている事件は未知の生物について。その未知の生物は、血管や手のシワまで再現されてて人間との見分けがつかない。人間の身体をスキャンし、そのデータをもとに見た目を変身してあたかもその人物かのように過ごす。もう外に侵出している可能性もある...調べて分かったのはここまで」

『なるほど。じゃあ同じ見た目にされた人はどうなるのだろう。その未知の生物の目的とは一体なんなのだろうか』

「それは...どうなるんだろうね」

私はアイスコーヒーを飲み干した。

「そろそろ出ようか、行きたい場所があるんだ」

腕時計を見るともう1時間ちょい経っていた。

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