最恐で最凶な力を手に入れてしまったのだがどうしたらいいのだろう
白宮黒虎
第1話
「隊長、敵の殲滅の完了を確認。アレを回収します。」
「分かった。私も行くが、第零部隊全員に持てる範囲最強の封印兵器と神聖兵器を装備させておけ。」
「隊長がいるのですからそこまで必要ないのでは?」
「馬鹿言え。アレは、神殺し、概念操作、果ては全ての創成も可能な禁断のものだぞ。そこまでさせても足りるかどうか分からんくらいだ。」
「……た、直ちに用意させます。」
「頼んだ。……しかし今になって場所がわかるとは、やはり時は来たということかねー、アレ以外の禁断は全て封印済みだというのに。未だにあそこまで強力だなんてやはりアレは、格がちがうのかね?」
隊長と呼ばれた女は少しの憂いをみせた。
紅い月の下、ボロボロになったビル群の中で
「父ちゃん、母ちゃん、行ってくるね。」
俺は、十坂 添星、今日から高校1年の一般人だ。現代には異能とか魔術とか科学とか色々な普通じゃない人達がいる。しかし、俺は普通を貫き通す何故かそれは
「添星」
「真司、おはよう」
「おはよ」
赤坂 真司俺と同い年でありながら先に言った普通じゃない人達の政府特務機関Reaperの隊員の1人だ。主人公的なイケメンで文武両道、才色兼備なやつだ。
「昨日は大規模な作戦が、あったんだろ?大丈夫なのか?」
「あ〜あれは、かなり上の部隊のひとらが呼ばれててな俺たちには関係なかったんだよ。作戦の内容も知らないし」
「ふーん」
Reaperは、異能や魔術等といったものと科学の力を合わせた政府特務機関。50年前、世界を崩壊すると言った大規模なテロリストが現れ異能や魔術を使用し暴れまわった。世界政府も異能等の存在を認め異能等を持ったものを差別させないようにするため作られた機関であり均衡を守る為の機関でもある。
異能等を威張りちらかしたりそれで脅すといった行為は法に触れる為そんな事をする馬鹿、はほとんどいない。
「そうだ、添星。世界禁断のものって噂教えてよ。」
「……あんま知らねぇけど、『悪食』『鬼神』『豪烈』とかいうあだ名を付けられてる負の神器だったな。まぁ更にうっすーい噂なんだが神と人間が作ってしまった制御資格を持つものが極端に少ない物の事を指す言葉でもあるらしい。まぁ負の神器に比べて禁断を指すものは、ゼロに等しいくらい少ないらしいんだけどな。」
「ふーん、そうなのか〜。……んっ?てか学校遅刻しちまう」
「まじか!急ぐぞ」
「おう」
最恐で最凶な力を手に入れてしまったのだがどうしたらいいのだろう 白宮黒虎 @taizaihaoritari
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。最恐で最凶な力を手に入れてしまったのだがどうしたらいいのだろうの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます