19

 荒い息を吐く。足が笑う。地面に座り込む。


 ディオスをぶちのめしたって景色は全く変わらない。相変わらず時計だらけの異常な世界で奇妙な静けさに満ちている。


 ここは白ノ魔女の世界。


 呼び声となったのはディオスだがこの世界の支配権は白の魔女にあるんだろう。


 だから最悪あれが消えない限りはずっとこのままという可能性もある。


「……大丈夫ですか」


 レーヤダーナを抱えたまま、ハルのはっきりしない物言いである。俺らのやり取りを見てたのなら他に言いようもなかったんだろう。


「誰よりも何よりも大切に思うから、取り戻してはいけないですか」


「うっせぇよ」


 ただ意地張ってんだけだ。


 第一、そんなんいちいち言葉に出すはずがないに決まってんだろうが。恥ずかしい。ただ抱えているだけだ。俺だけが知っていればいい俺だけの大切だ。誰かに零すなんてない。


「それよっかここをどうにかするのが先だろ。で、どうしたらいい」


「彼女は大人しく眠ったままみたいです。今なら石があればこの世界を閉じることも出来るかもしれません」


 そうかい。またまた趣味じゃないが男の服を漁る真似をしなきゃならんのか。あの石はディオスが持っているはずだ。


 あとハルよ。もうそいつ下ろしていいぞ。抱き抱えられた猫みたいになってるから。胴がみょーんと伸びてるから。


 後始末とか色々と頭痛い。どうなんだこれ。大量殺人の未遂現場みたいな感じになってんのかな。警察とか厄介になりたくないんだよな。


 本当にくっそ面倒なことになっとるやないかいと愚痴りたくなるのは人情だろう。ともあれこれでようやく。


『まだ終わらせねぇよ』


 俺の心の中を読んだように男の声が響いてきた。


 声はそれだけに留まらず、文字通り、この世界を切り裂いた。


 時計の群れが不躾な侵入者に抗議の声をあげるようにガンガンと鳴り響く。その不平不満は煩い黙れとばかりになぎ倒される。


「そのガキよこせやァ!」


 完全に不意をつかれた。いや、そうでなくても抵抗すら出来なかっただろう。


 悲鳴が上がった。


 嬉々として姿を表したのは今までずっと俺らを観察していたのか出鱈目馬鹿野郎のアスベルだった。


「はは! ははは! ハハハッ! なかなか面白い見世物だったぜ小僧ォ!」


 あんの………馬鹿野郎。


 ディオスを蹴り転がしてまろび出た石を拾うと喜色満面。愉悦に歪み切っただらしのない顔をしていやがる。涎垂れそうじゃねぇか。


「やっぱいいこと言うぜお前。失くしちまったもんを取り返すために別の何かを積み上げて? そんで返ってくる程度の物なんざゴミと同じだもんなぁ!」


「このクソったれ………!」


「なんでお前、俺が大人しくしてると思っちまってんだ!」


 ちげぇよお前のことなんざ考えて置けるほど容量が残ってなかっただけだ。


 なんて言ってみたとしても明らかに俺の手落ち。こいつが面白そうに思いそうな場面でちょっかいをかけてこない保障なんかどこにもなかったってのに。


 ゲラゲラと高笑いする姿に心底、相手してらんねぇと唾吐き掛けたい。


 こちとら疲労困憊。ハルはそれ以上に酷い。立ち上がるのも辛そうだ。


 もともと地力に差がありすぎる上にそのハンデ。そんなものがなかったとしても一蹴されるだろうがそれでも。


「お前については気に入ってるけどよ、今はこっちが優先だ。こいつぶち殺せば白の魔女が中に入んだろ」


 そう言ってレイを持ち上げるとそこらの刃なん比べ物にならないほど鋭利な手で無造作に斬りつけた。あいつの細い首なんざすとんと落ちるだろう。


 俺も、ハルも絶対に間に合わない。


 それがいったいなんだってんだ。間に合わないからって諦める。出来ないからって諦める。そんな当たり前はクソ食らえなんだよ。


 心臓が、脳みそが、身体中の全部から血が噴き出しそう。それでも行かねばならない。行かねばならない。なぜならこの身はその為にある。


 だけど現実はいつだって理不尽だから、ひっくり返すにはいつだって誰かの人の手だ。


「しゃしゃるなクソがきがぁ!」


 ディオスだった。


 あいつがアスベルの手を止めた。あの透明な腕のようななにかで掴んで止めたのか。


 それでも、鮮やかな赤い血の線がレイの頬に走った。


「手を伸ばすんだ!」


 ディオスの呼びかけに、然しものレイも動かされたのか手を伸ばし、そして掴む。レイを奪い返したディオスが泣くようにして笑った。


 レイの血筋が血雫へ。ぽたりと地面に落ちて、波紋になって広がった。


 耳に残る血の落下音。


 その瞬間、廃棄寸前の体でもどうにか生き残っている本能が声をあげた。


 恐怖。


 魔女が夢から目覚める。


 時計の針が狂ったように回り始める。音の波は体を打ち付けて押さえてくる。それよりなにより身をすくませたのは魔女のあげる叫び声だった。


「ハハッ! ハハハッ! ウハハハハッ!」


 喜びに満ちたアスベルの馬鹿そのもの笑い声は、俺にとっては歓迎出来ないなにかが起こったわけで。


 真っ暗な地面から無数に生える白い腕。短いもの、長いもの、指の欠損したもの、そもそも人間じゃない手もあった。


 発生源は白ノ魔女。それ以外であるはずもなく。まだ死んではいなかった白の祈りの連中を食っていた。


「なんだこれ!? なんだこれ!? どんな出し物だよクソきめぇ!!」


 脳内物質垂れ流しで喜び勇んで手の群れに立ち向かっていく。裂いて砕いて投げ捨てて、そして食い千切って咀嚼しては嚥下して。


 悪食とかいう恥ずかしいネーミングに似合いの有り様。グロ画像として記憶にこびりつきそうだ。


 白ノ魔女はと言えばそれまでの静けさが幻だったみたいに声にならない声で叫びまくっている。


「受け止めるんだカナタ!」


「あ?」


 ディオスに向かっていく腕の群れの中からぽんとレイの小さな体が中空に投げ出される。白い手がそれを追って殺到する。


 なんでこんなホラー展開になってんだ馬鹿野郎と心の中で罵っても好転なんてするはずもなく、ぶちぶちと音を立てて千切れそうな足に無理を言わせて空中で受け止めた。


 頬の傷は深くない。俺みたいなやつなら全く問題なく自然治癒する程度だがこいつは違う。わけわかんねぇから。


「カナタさんこっちです!」


 青白い顔で大慌ての言葉をはっつけて、ハルがはよこいやと告げていた。


「~~~ッ!」


 ええいごちゃごちゃ考えんな。今はレイについてだけ考えていればいい。なんもかんも上手くいくはずがないから優先するべきことを優先しろ!


 ハルについても自分で呼んでんだからそのつもりでいいんだろう。使ったとして自分がどうなってもいいってことだろう。


 魔女のあげる叫びに混じる誰かの苦痛混じりの悲鳴なんか知ったこっちゃないしそいつらがどんなことになろうが自業自得の結末だ。知っちゃこっちゃないけど。


 あれは、人間が迎えていい末路か。


 レイを脇に抱えたまま群がってくる手を弾き飛ばしてハルのとこまで行く。


 前に俺を治したのと同じように手を当てたがほとんど治らない。唇を嚙み締めたハルが俺からレイを奪うように抱き込むとゆっくりと傷は閉じていった。それでも痕は残っていた。


 その代償にハル自身がふらりと倒れこみそうになったが自分自身で踏ん張った。その顔色は青白いを通り越して土気色をしていた。


「ありゃ一体なんだ!?」


「分かりません。レイちゃんの血が呼び水になったとは思うんですけど」


「こんなガリガリで不健康なガキんちょの血なんか不味いに決まってんだろ!」


「もしかしたらレイちゃん自身が白の魔女にとって何か特別なのかもしれない。なにせ神さまになれたかもしれない子だ。その血は人でないモノにとって極上の美酒の可能性もある」


 拾った剣で白い手切り払いながらディオスが近寄ってきた。


「あの男は元々の方法しかしらないからレイちゃんを殺そうとしたんだろう。それが白の魔女を不完全に目覚めさせた。本来ならハルさんに白の魔女は宿る予定だったんだから」


 聞いていたハルが眉をしかめた。のうのうと自分を犠牲の台に捧げようとしていたんだから当たり前だ。


「そして不完全に目覚めた白の魔女は自分と世界を維持する為に、手在り次第に周囲の煌力を見境なしに貪ろうとしている」


 見境なしに。


 その様はえぐいの一言。握られ潰され砕かれて。そこから一瞬で年老いて干からびる奴もいれば赤子にまで戻って消滅する奴やらもいる。


 時間を操ろうとして報いといえばその通り。なんの取り柄もない人間風情が女神の摂理に逆らえば容赦なく裁かれるという好事例。


 同情なんてしてやらない。言いそうにはなったが良い気味だとは流石に言わなかった。あいつらの多くが大切な物を取り返したい一心だったかもしれないから。


「てめーどういうつもりだ」


「君の金言は胸に染みたよ。だったら見合うだけのモノを差し出せばいいんだって」


「あ? 諦めねーのかよ。お前」


「うるさい黙れ」


 そうかいそうかい。それならそれでいいさ。また同じこと俺の目の前で仕出かしたらまた同じようにぶん殴って止めるまでの話だ。


 今はとにかく迫ってくる腕の群れをなんとかいなし続けた。


 中央ではアスベルが大笑いしながら白い腕とやりあっていた。


 はっきり言って棲んでる世界が違う。あいつらお互いがお互いを喰いあって欠損した部分を補って戦い続ける怪物大決戦の様相だ。


 あんなんと殴り合った自分に今更ながらよく命を拾えたもんだと呆れる。


 不幸中の幸いにして、アスベルを最も喰い甲斐のある餌と見なしたのか腕があいつに集中している。


 その均衡した天秤は魔女の方へと徐々に傾きつつある。


「ダメだダメだやっぱダメだ! あーちくしょうなんだって我慢が足りねぇかな俺は! もっとやれんだろうがてめーは!」


 いや、なに言ってんのか全く分かんねぇ。もっとやれるって意味不明。お前負けそうになってんじゃねぇか。どうにもならないぐらいやれてんのに。


「もっと面白く! もっと楽しく! 俺をどうとでも出来るぐらい圧倒的になれよ! そうじゃねぇと導きの星に至れねぇ!」


 そうしてあいつは何を思ったのか石を取り出して高々と掲げる。


 つられた腕がいっせいに石に向かって首を向ける。蛇が鎌首をもたげるようだった。そしてそれぞれが同じ意思を持ったみたいに石へと殺到する。


「ハハッ! ハハッ! ハハハッ!」


 喰いつかれ縛り上げられ、そして捻り上げられてその姿は腕の群れに埋もれていく。それでも喜びの声は途切れない。


「どうなるかなぁ! どうなっちまうかなぁ! 本当はダメなんぜぇこれぶっ壊すってのは!」


 石だけが不気味に輝きを増し続けていく。


 あの馬鹿。取り返しのつかないことしでかそうとしている。


 傍目にも分かる。あれは石が迫ってくる最期に抵抗してんだ。


 石に罅が入り暗闇色の光が漏れ出す。


 ハルが俺の腕を掴む。爪を立てられた。痛い。でも文句を言うのも忘れた。


 俺たちをこんなことに巻き込んで、俺たちがここにいる原因となったあの石が。


 砕けた。


 欠片が星みたいに散っていく。そこに宿っていた光にはいったいどんな想いがあったのか。


 悲鳴をあげたのは誰か。ハルか、それとも白ノ魔女なのか。


 世界に静けさが戻った。ガキの時分に何にもない草原で夜空を見上げた時のことを思い出した。どこか怖さを含んだそれは一瞬の間でしかなく、次の瞬間、再び狂奔する。


 爆発するように増殖する腕の群れが視界を埋め尽くしていく。今までアスベルに向かっていたそれが方向性を見失ったみたいに無秩序に暴れまわる。


 そして世界が溶けていく。


 戻った。時計だらけの世界から俺たちが生きている世界へと。ただし白い腕の群れを引き連れて。


「石がこちらとあちらを繋ぐ楔の役目を果たしていたからかな」


「結局、どうすりゃいいんだよ⁉」


 ハルを見た。首を横に振った。どうしようもないってことかよ。


 おいおいどうすんだよ。流石にあれを殴って大人しくさせるとか無理。普段の俺ならレイを抱えて一目散に逃げ去ってるもん。


 無理無理。無理に決まってる。あんなドラゴン対ドラゴンみたいな神話の怪獣大決戦みたいな場面に俺みたいなごく普通の青少年が紛れ込んだところで梱包材みたくプチプチされるのが関の山。


 さらに悪いことに時間が狂い始めた。


 空気が一新されたみたいに軽くなったかと思えば洞窟に長年堆積したみたいな物のようになったりと。


 果ては目の前の景色すらぐにゃぐにゃとし歪みだしてきた。


「見境なくしちまってんなありゃ。俺としちゃあもっとこう怒りだか悲しみだかで蘇る奇跡展開期待してたんだけどよぉ」


 アスベルが白い腕を蹴散らして俺たちの近くまで来ていた。


「誰が見境なくしたと思ってんだこら!」


 混乱から混沌へ。落とした元凶がそんなことをのたまったので思わず。


「いい大人なら責任とってなんかしろこのクソ戦闘狂にちゃにちゃ笑顔イキリマン!哲学書とか読んで心の中はインテリ気取りってか十四歳真っ盛りですか脳みそピンク色ですかいい歳こいて世界で一番恥ずかしいお年頃ですか⁉」


 アスベルは真顔になった。俺たちを等分に眺めて何かを考えている。そうして俺たちから距離をとってやけにいい笑顔を浮かべた。


「若者に試練を課すのがいい大人ってもんか。双方ともに一皮むけるかもしれねぇし。そっちの方が面白いか」


 追いすがる腕を蹴散らして一人で離脱した。


「あーうそうそ! 今のうっそ、本気にしちゃダメ! てめー戻ってこいやこらぁ責任取れやり逃げか!」


「俺ァ楽しめそうになったら混ぜてもらうぜ。てめーらでなんとかしてみな。そうでないと時間に飲み込まれておっ死んじまうぞー!」


 高笑いを残して本気でいなくなった。俺とディオスとハルが目を合わせる。残された白い腕が暴れる音が妙にシュールだった。


 自失をしていられる時間があったのが幸運と思わなくては。もしかしたらその間にぶっつぶされてしまっていたのだから、なんて思えるほど俺は殊勝な性格していない。


 白い腕は暴れる先を見失かったの大人しくなった。暴れなくなったのは助かるけど。だけどあれが存在するだけでどんどんと世界の変容が進んでいく。このままじゃ時の地獄の再来だ。


「おそらく、周囲の煌素が消失すれば、アレも存在を維持できずに消滅すると思う」


「それまで俺らが生きてる可能性があると思うか」


 ディオスは無情に無理だろうと首を振った。


 そうだろうよ。世界が浸食されていく方が速い。そして俺たちがそこに巻き込まれて永遠に動かない生きてるんだか死んでるんだか分からない人形になる方が速い。


「まだなんとか出来るかもしれません」


「封印するってやつか。石は野郎が砕いちまったじゃねぇか」


「代わりのものがあります」


 半死半生みたいなハルがそう言った。


「例えばこれみたいな」


 ディオスがそう言って出してきたのは砕かれたあの石によく似た黒煌石だった。それをぽいっと俺に放ってきたので慌てて受け止めた。


「それって……」


 ハルが俺の方に近づいて石を確かめようとして目の焦点を失いずるずると崩れ落ちていくのを慌てて支えてた。


 ディオスがハルを気絶させたのだ。


 カッとなって何か言い募ろってやろうと口を開いたがディオスの言葉で閉じた。


「この子、犠牲になるつもりだったよ。僕らが彼女を器にしようとしたように自分自身に封じるつもりだったんだろう。上手くいくなんて思わないけど君たちが逃げる時間を稼ぐぐらいは出来るかもしれないからね」


 まじまじとハルを見る。


 心底やつれた顔で、呼吸も浅く、目を離せばくたばりそうな様でよくもまぁそんな大それた真似をしようと思ったもんだ。


「ハルさん自身も上手く行くと考えてなかったと思うよ。衝動的にやってしまったんじゃないかな」


 石を返してくれと言ってきたので半ば無意識に返した。


 そうしてディオスが歩き出した。逃げるのではない。あの馬鹿げた怪物に向かってだ。


 なにをするつもりだ。なにを考えてんだ。


「あれは僕が呼び出してしまったからね。始末を他の誰かに任せようなんて思わない」


「お前ならなんとか出来るのか。自殺願望とかあるわけじゃないだろうな。お前の巻き添えで全滅なんて御免被るからな」


 俺の問いかけを鼻で笑った。


「自殺の趣味はない。僕はただ、僕がしたいことをする。今までだって、そしてこれからも」


 そうかい。


 好きにすりゃいいさ。俺自身がたいてい好き勝手に生きているから誰かの好き勝手を止めるつもりはない。俺の邪魔にならないのなら。


「とはいえ、何が起こるか分からない。君は二人を連れてとにかく離れろ」


「……分かった」


「カナタ」


「なんだよ」


「じゃあね」


「ああ、じゃあな」


 気を失ったハルを抱えてレイの手を引こうと。レイ、お前、何をしてんだ。


 レイがディオスの手を引いていた。いつものように物言わず、無表情で見上げていた。ずっと閉じていた口を開いた。だけどそこから音は出てこなかった。


 繋がれた手をそっと包み込んでディオスは微笑んだ。涙はないのに泣いているようだった。


「カナタについて行くんだ。ここにいては危ないからね」


 それでもレイは離そうとしなかった。


 奥歯を噛みしめた。腹に力を入れる。ついでに目にも。そうしなくてはいつまでもそれを見続けていそうだったからだ。


 レイの手を無理やり引きはがして俺は走り出した。


 繋がれていた細く小さなその手は誰かを繋ぎ止めるように何もない空を泳いだ。

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