退院初日
第1話 出会い
「
80年前と対して変わらない様子の診察室で僕に向き合った主治医が言う。二人の間には僕の体の輪切りの立体映像が浮かんで回転しており、少しだけ未来を感じさせた。
さすがにイルカに人間の治療は出来ないのか、僕の主治医は人間だった。首からぶら下がるネームプレートには『
「ありがとうございます。とはいえ、もう会いたい人がいるわけではないんですけどね。」
両親はそれなりに長生きしていたようだが、既に20年前に二人とも亡くなり、兄弟のいなかった僕は80年後のこの世界では天涯孤独の身だった。友人達も既に亡くなっているか、生きていてもかなりの高齢だ。
―—未来で、幸せになって。
冷凍睡眠に入る直前の光景。僕の手を握る手と、最後の会話。
両親と、もう一人の姿が見える。もうここには来るなと言ったのに。
薄れゆく意識の中で、最後に僕はその人の名を呼んだ。
—―
やっぱり、永遠の別れになってしまったのだろうか。仮にあの子が生きていたとしても、もう僕と同い年だったあの姿ではないし、僕の知らない80年間を生きた、僕の知らない人間だ。
「浦幌さん?大丈夫ですか?……」
思い出の世界に沈みつつあった僕の精神は、主治医の声に引き戻された。
「ああ、大丈夫です。もう会えない覚悟はしてましたから。皆のためにも幸せに生きないといけませんね。」
「無理をしないで、まずは後見人のウィリェシアヴィシウスェさんの所で、しばらくはゆっくりして下さい。」
両親が亡くなった後、親しくしていたというイルカの一族が僕の後見人になってくれていたそうだ。それが、先日から僕の病室を訪ねて来ているウィリーというイルカだ。我が家にイルカの知り合いがいた記憶は無いのだが、眠っていた間に僕の知らない事が色々とあったのだろう。
ウィリーの正しい名前を難なく発音してみせた主治医に、僕は少し距離を感じた。この人は僕と違い、ちゃんとこの時代の人なのだ。
目が覚めると、そこはイルカが喋る世界だった――
ちょっとした異世界転生のようなものだが、僕のいた80年前と中途半端に似ているこの異世界に、僕は疎外感を覚えていた。どうせなら魔法でも使える世界で目を覚ましたかったものだ。
魔力が放出されるわけでもない手のひらをぼんやりと見つめながら診察室を出ると、外で待ち構えていた喋るイルカが、ウィリアビシ……なんだっけ?、ウィリーが、話しかけてきた。
「さあ、今日から私の家ですよ! 仲良くやりましょう。」
水槽の中で小さなイルカがひれをパタパタさせている。イルカの表情はよくわからないが、笑っているように見えなくもなかった。無邪気に話しかけてくる疎外感の象徴に、僕は軽いめまいを覚えた。無理やりにでもチューニングを合わせようと自然な会話を頑張って絞り出す。
「ええと、ウィリーさんの家って海の中なんですか?」
「あはは。これから行く家ならもちろん地上にありますよ。海中にあっても困るでしょう?あと、ウィリーで良いですよ。同い年じゃないですか。」
「あ、うん、そうなんですね…そうなんだ。はあ。」
同い年のイルカってなんだよ。思わずため息が漏れた。
「そんなに不安ですか?まあ、ゆっくりとこの時代に慣れましょう!まずは病院の外に出ましょうか。今日はいい天気ですよ。退院日和です。」
一旦病室に戻ったものの、特に私物を持っていない僕がやることはベットの上を整えるくらいしか無かった。ウィリーが買ってきてくれた無難なデザインの私服に着替え、手ぶらで病室を後にした。
病院の廊下をウィリーと一緒に歩きながら、横目で改めてその異様な姿を観察する。イルカの使う歩く水槽はポッドと呼ばれており、円筒形の水槽にロボットの手足が付いたような物だった。水槽の中には体長60cmくらいの小さなイルカが収まっている。水族館で見たイルカよりもだいぶ小ぶりで、頭が身体に対して大き目の姿はまるで何かのマスコットキャラクターのようだ。子供なのか、こんな種類のイルカがいるのか、僕にはわからなかった。
ポッドの高さは身長170cmの僕と同じくらいで、立って隣を歩くと水槽に浮かぶウィリーの目が僕より少し下に来る感じだ。
僕の視線に気が付いたのか、ウィリーが喋りかけてきた。
「外に出たらきっと驚きますよ。院内はシステムに制限があるんです。まだ脳のインプラントも入れたばかりですよね?先輩はまだこの時代の本当の姿は見てないんですよ。」
「ふーん、そういえば、治療の時に何か頭に埋め込んだって言ってたな。」
「先輩は前からそんなぼうっとした感じなんですか?」
「えっ、そんなことない……ですよ。ほら、病気がホントに治ったか実感が無くて、その時はあまり訊いてなかったんだ、です。」
イルカと会話することにはまだ慣れない。今の正しい返しはなんだろう?ぼうっとしていて悪かったな!くらい言えば良かったのだろうか。
「そうですよね……ごめんなさい。」
「いや、大丈夫……」
それで会話が終わってしまい、気まずい空気が廊下に漂った。ポッドが動く時の、キュイン、キュインという音だけが響いている。外界から差し込む光で視界の照度が増し、いつの間にか病院の出口まで来ていたことに気がついた。
そのまま出入口の扉をくぐると、春の午前中の涼しい空気が僕を包み込み、僕は久しぶりの日光のまぶしさに目を細めた。
光の中に現れる外の世界。石のブロックで作られた歩道とそこを歩く人々。並ぶ電柱。アスファルトの道路に、その上を行き交う自動車。太陽は僕の知っている色だし、街路樹もちゃんと緑色の葉を茂らせていた。
外も僕の知っている世界と大して変わっていないようだ、そう思ったが、すぐにまた大きな変化を知ることになった。
「先輩、外は公共エリアなのでシステムが自動でONになりますよ。」
一瞬視界にノイズが走り、思わず目をつぶった僕がゆっくりと目を開くと、世界に変化が現れていた。基本的な光景は変わっていないものの、空中に文字が浮かび、足元にも文字と矢印が光っていた。振り返れば、病院の出入口にも大きな病院名を示す文字が浮かんでいる。
「うわ、なんだこれ?」
「ふふふ、この辺りは
キョロキョロと周りを見回していた僕が話しかけられた方を見ると、声のした場所には喋るイルカの姿は無く、代わりに美しい少女が得意げに笑ってこちらを見ていた。
「……どちら様、でしょうか?」
「想像通りの反応ですね。ウィリェシアヴィシウスェですよ。ウィリーで良いですよ。」
喋るイルカ = ウィリー = 目の前の少女
そこから導き出される結論は?
ははあ、そうか、人間に化けるイルカなのか。いや、イルカに化ける人間だったのかも知れない。というか、こいつ女の子だったのか。いやイルカだからメス?
「ええっと、なぜ、いきなり人間のお姿に、なられたんでしょうか?魔法ですか?」
「なんですか、その口調?人間になったわけでは無いですよ。アバターです、アバター。先輩の時代にもあったでしょう?」
アバターとは仮想世界での自分の分身だ。パソコンなどで3Dモデルのキャラクターをアバターとして操作し、他の人のアバターとコミュニケーションをしているのを僕も見たことがあった。
「アバターはなんとなく分かるけど。それを現実世界に表示しているの?」
「はい。病院内ではOFFだって言ってたシステムはこのことです。説明しますね!」
少し前までイルカだった少女は、得意げに僕に解説を始めた。
この時代は、脳に埋め込んだインプラントと呼ばれる小さな機械を活用し、ARと現実世界が高度に融合しているのだという。
「つまりその技術を使って、私の現実世界での姿、さっきのポッドに入ったイルカの姿に、人間の女の子のアバターを重ねて表示しているんです。」
「でも、僕は今メガネはかけていないけど、どうして見えるんだ?」
「脳に直接ですよ。80年後の科学技術を甘く見ないでください。」
目の前で胸をそらして得意げな顔をしている少女をまじまじと見つめてしまう。銀の長髪ストレート、吸い込まれそうな深い青色の瞳が輝く端正な顔立ちは、なんとなく東欧の方の血が入っていそうな印象だ。目の色と合わせたのか、品の良い青いワンポイントが効いた白いワンピースが風に揺れている。肌や布のリアルな質感からは、それがCGであるという感じを一切受けなかった。
「ふふ、なんでウィリーが偉そうなんだよ。」
「先輩、ようやく笑ってくれましたね。」
ウィリーが嬉しそうに微笑んだ瞬間、僕の脳裏に過去の記憶がよみがえり、別の少女の姿が目の前の少女と重なった。
ちょうどこんな、晴れた春の日。
幼馴染だったあの子に今までと違った感情を抱いた。
ちょうどこんな、優しい笑顔だった。
僕の記憶から現れたその姿は、すぐに消え去った。
なぜここであの子を思い出す?あの子の髪の長さは確かに同じくらいだったが、色は黒だし、目の色も肌の色も違う。雰囲気がなんとなくあの子に似ている?
だがちょっと待った。一番大きな違いがある。あの子は人間だ。
「でも、なんでイルカが人間のアバターを?そもそもウィリーって、女の子だったの?」
「先輩、落ち着いてください。まずは場所を移動しましょ。ここ、病院の出入口ですから。」
ふと気が付くと、僕の脇を松葉杖をついた男性が窮屈そうに通り抜けようとしているところだった。すっかり出入口の障害物と化してしまっていた僕は、急いで謝りながら横へ避けた。その姿を見てウィリーはおかしそうに笑う。
さあ、行きましょう、と言うウィリーの後について、僕は80年後の街へと踏み出した。
街中の空中に浮かぶ文字は、交通案内や道沿いの店の広告という内容の物がほとんどだ。これらも、アバターと同じAR技術で空中に浮いているように見せている。脳内に直接情報を伝達する技術があたりまえに普及しているということだ。
少女の姿のウィリーが一緒に街を歩きながら解説をしてくれた。なんだか周りの注目を浴びている気がするのは、僕が田舎から上京してきた田舎者ばりにあちらをキョロキョロ見回しているからだろうか?実際、僕は80年前からタイムスリップしてきたようなものだから、「時間的田舎者」であるのは間違いない。
「こんな風に情報が浮いてるのは単純に便利だと思うけど、今のウィリーみたいに実際そこにいるのにアバターを重ねて表示するのはなんでなの?」
「それはですねー、おしゃれのためですよ。」
そう言うとウィリーはにっこり笑い、その場でくるりと回ってみせた。ワンピースの裾がふわりとなびく光景にまた過去の幻影が重なり、僕は思わずドキッとしてしまった。
アバターを取り去った現実では、ポッドに入ったイルカが一回転しただけなのだろう。ポッドの発する機械音が聞こえなくなっていることに気が付いた。脳のインプラントは視覚だけではなく、聴覚にも作用しているということだ。
「まあ、でもそれだけじゃなくって、特に私たちにとってはもっと大事な意味があるんですよ。」
「私たち、ってイルカにとって、ってこと?」
「先輩、私がこの姿になってから会話がスムーズになりましたよね。」
そういわれて、はっとした。
人間のように話せると言っても、あくまで見た目はイルカなのだ。ロボットのようなポッドに入って話しかけてくるイルカとの接し方に戸惑っていた、さっきまでの自分を思い出す。
それが今は、目の前の美少女に過去の思い出を重ねてしまっている。
中身はさっきまでとまったく同じイルカのはずなのに。
それがゆえに、僕の心はかき乱されていたのだが。
確かに、水槽のイルカと話すよりはスムーズな会話になっているのは事実だった。
「人を見た目で判断するな、とは言いますけど、人間じゃないのはさすがに厳しかったんでしょうね。私たち知性イルカが人間社会に加わるにあたって、AR技術や量子通信技術を使って、種族間の抵抗を無くすための仕組みが作られました。それがこの、
脳にインプラントされたデバイスによる視覚、聴覚への直接の情報伝達。
量子力学を利用したタイムラグの無い双方向通信技術により構築された、いつでもどこでも誰とでも繋がるユビキタスネットワーク。
その遅延ゼロのネットワークを使って処理を全世界で分散するクラウドコンピューティング。
街中に設置された各種センサーによる正確な地形、人々の位置のマッピング。
超高強度のセキュリティに守られた、生体情報や遺伝子情報とリンクしたID管理機能。
他にも80年間の間に生まれた様々な技術により、イルカが人間世界に溶け込むためのアバターシステムの他、ARによる情報表示、脳内での他人との電話、ID認証による電子決済、そして従来のインターネットから進化した第二の宇宙とも呼ばれる仮想世界など、社会を支える便利なシステムが構築されていた。それがORCAシステムだ。
ウィリーの解説を聞きながら歩くうちに、大きな公園が見えてきた。所々に遊具の注意表示がARで浮いている以外は、僕の知っている公園の光景だった。小道に沿って並ぶ何の変哲もないベンチの前でウィリーが立ち止まった。
「久しぶりに長い距離を歩いたから疲れたのでは?そこで座って話しましょうか。」
「ありがとう、そうだね……」
周りを気にしてキョロキョロしながらベンチに腰をかけてから、無意味な事を気にしていたことに気が付く。もうこの世界に知り合いなどいないのだから、女の子と二人でベンチに座ろうと、昔みたいに誰かに冷やかされることも無いのだった。
「あっ、私は座らないですよ。このベンチ、ボロイから、ポッドで座ったら壊れそうなんで。」
「えっ、ああそう……いやいや、別に、隣に座って欲しかったわけじゃない、よ。」
「うふふ、先輩はわかりやすい人間ですね。」
「う……分かりやすくて悪かったね。そう、前から訊きたかったんだけど、なんで『先輩』なんだ?」
「だって先輩は人生の先輩ですから。生年月日から計算すれば99歳ですよ。それとも、おじいちゃん、のほうが良かったですか?」
「それだけはやめて。心と体は19歳のままだよ。」
目の前で笑うウィリーはやっぱりイルカとは思えなかった。ORCAシステムには予想以上の効果があるようだ。だが会話の和やかさの裏で、「生年月日から計算すれば99歳」、という言葉が引っかかっていた。僕と同い年の知り合いが生きていても99歳の老人なのだ。自分の体だけが時間に取り残された。
この時代では、人間も外ではアバターを纏っているそうだ。だったら僕は生年月日通りに、よぼよぼのおじいちゃんのアバターの姿で暮らそうか。
そんな事を考えて目の前のウィリーの姿を眺める。いっそのこと、こんな美少女アバターになって第二の人生を暮らすのも楽しいかも知れない。
「さあ、もう少しこの世界について説明しましょう。何か聞きたいことはありますかー?」
「じゃあ、ウィリーのアバターについて教えて。その姿、そのアバターは売っているの?僕もその姿になることは出来るの?」
「えっ、私の姿になっていったい何する気なんですか……?先輩も男の子なんですねぇ。でも残念ながらそれは出来ません。おじいちゃんの、先輩の時代のアバターと違って、自由に使うことは出来ないんですよ。ある程度微調整は出来ますが、公共の場では実際の性別や年齢、容姿からかけ離れたアバターは使えないようになっているんです。」
「ふうん。じゃあ、おじさんが美少女の中に入ったりは出来ないってことか。」
公共の場では、脳のインプラントがモニタリングする生体情報、遺伝子情報と、個人のID情報を元にアバターの外観の設定可能な範囲が決まる。性別については基本的に染色体がXYか、XXかに従うものの、自認が後から変わることがあるので申請をすれば変更は可能だそうだ。
「確かに、そうじゃなきゃ、現実世界が混乱するもんな。」
「残念でしたね。」
「いや、別に全然残念じゃないです。」
「冗談ですよ。そういうわけで、私はちゃんと女の子なんです。ちなみにさっきも言いましたけど、19歳で先輩の精神とは同い年です。」
ウィリー達は知性イルカと呼ばれる新しいイルカの種族で、遺伝子操作により人間と同じような歳の取り方をするようになっているそうだ。
そこでおかしいことに気が付く。
「ちょっと待って。実際の自分と離れたアバターに出来ないなら、そもそもイルカのウィリーが人間の女の子の姿なのはダメなんじゃないか?」
「そこに気が付くとはさすが、99歳ですね。」
「もう年齢のことはいいって……ずるでもしてるの?」
「まさか。人間の公共エリアでは、イルカも人間型のアバターを使わないといけないんです。エリアによってヒューマノイド率の下限が決まっています。こういう公園は多少緩くて80%ですね」
「ヒューマノイド率?アバターの人間ぽっさってこと?」
「街に半獣人やイルカが歩いていたらファンタジーの世界でしょ?イベントでそういう風にすることもありますけど、普通、公共の場ではそうならないように規制があります。」
「イルカが人間社会に溶け込むためのシステムだから、イルカは人間にならないといけない、ってことか。」
「そう。人間換算の性別と年齢の範囲で人間のアバターを作って使うんです。」
「じゃあ、ウィリーが男のアバターや、おばあちゃんのアバターを使うことは出来ないってことだね。」
「そういうことです。ヒューマノイド率の規制範囲内で、猫耳をつけたりは出来ますけどね。うふふ。」
こいつは絶対自分のアバターがかわいいことを知っている。
「……それでなんでそんな美少女アバターなんだ? 出来が良い物はプロが作って売ったりしているの?」
「いいでしょ、これ。遺伝子情報から自動生成して人間タイプに変換しただけです。つまり私の遺伝子が美少女なんですよ、美少女。」
ウィリーはニヤニヤと得意げな顔で僕の事を見つめた。てっきり高価なアバターだから出来が良いのかと思ったが、そうでは無いらしい。うっかり普通に女の子の容姿を褒めたことになってしまった。イルカだけど。
いたずらそうな笑顔で僕をからかう様子が、あの子にそっくりだと、また思ってしまった。あの子は人間だったけど。
「……難しい話をしてたらお腹が空いてきた気がする。早く家に行こうか!」
「顔が赤いですよ。」
「病み上がりだからさ。」
「治ったから退院したのでは?」
「今日は良い天気だね。」
立ち上がり、少し速足で歩き出したが、すぐにウィリーの家がどこにあるのか知らないことに気づき、立ち止まる。逆方向ですよ、と意地悪そうな笑顔のウィリーが追いついてきた。
季節は春だった。
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