カクヨムコン7の最終選考を見ての感想のような独り言

カクヨムWEB小説コンテスト2021(カクヨムコン7)の最終選考結果が出ましたね。



拙作は中間で既に消えているのですが、受賞した方おめでとうございます。



さて、最終選考結果を見ての感想を書いてみたいと思います。


まず異世界ファンタジーですが、そもそも中間突破のハードルが元々高いだけに、受賞作品は通常のランキングでも高い順位にいる作品のようです。

と言うかカクヨムコン選考開始前から書き始めて今でもランキング上位にいる作品なので読者の評価も高い正に猛者の中の猛者ですね。



現代ファンタジーも異世界ファンタジーと同様に感じます。


編集部選評を読んでも、王道ジャンルで人気の要素を詰め込んでいながら完成度が高い作品……と言う感じです。



恋愛(ラブロマンス)部門ですが、乙女ゲームで悪役令嬢物で受賞と言う事で、こちらも人気ジャンルでした。

作者さんの近況ノートを拝見するに、カクヨムコン7に参加するまでは小説もフォロワーさんもゼロの状態から始めたようですが、レビューコメントによると、結果としてなろうの方では14000ポイントで月間一位を取ったみたいです。

これは確かに受賞に頷けます。

編集さんもなろうに取られたく無いだろうなと思いました。



ラブコメ(ライトノベル)部門は今、多分、異世界ファンタジーの次に競争が激しいジャンルだと思うのですが、やはりこの作品もカクヨムコン開始前から始まって未だにランキング上位に残っているので実力が高いのかも知れません。


ここまでの流れを見ていると、大賞受賞作品はどれも流行りのジャンルで流行りの要素とキーワードを取り入れた作品で完成度が高く11月からスタートさせて一気に人気を獲得して今もランキング上位にいる作品が多いですね。



キャラクター文芸部門は大賞受賞作品無しで、編集部の求める作品と応募作品とのギャップが出てしまったとの事です。

中間審査は読者選考のみ、最終選考は編集部の選考のみと言うシステムが、異世界ファンタジーやらラブコメと言った分かりやすいジャンルには上手く機能していたけど、ここではそれが上手く機能しなかったのかも知れません。

カクヨムコン6の朝読み賞のように編集部枠を用意してもよかったんじゃないかとか少し思いましたが、カクヨムコン7アンケートはこの結果が出る前に来てて自分はもう回答してしまった後なので、来年のアンケートが来たらそう書こうと思います。



最後はホラー部門。

あらすじと選評を見る限り、ホラーと言ってもガチ怖がらせ系というよりクトゥルフっぽい内容の様に感じました。

なるほど、そういうのでも良いのですね。


正直、今年の狙い目としては、ホラーのジャンルが有ればここが1番狙いやすそうには見えます。

(というより異世界ファンタジー、現代ファンタジー、恋愛、ラブコメは競争の激しさが尋常では無い、キャラクター文芸と映像・映画化賞はそもそも大賞なしだし)



まとめます。

大賞受賞作品はだいたいカクヨムコン開始前の11月中に公開を初めている作品が多い。

王道ジャンルで流行りの要素をちゃんと取り入れつつも作品としての評価が高く読者に支持されていて、今もランキング100位以内には居る。

読者選考に通るまでが既に大変だが、読者選考を通過した後にようやく編集部の求めるジャンルとあっているかが問われるので、流行り物以外を書く方は二重の壁に阻まれる事になり、あれ?結局流行のジャンルのものしか受賞してないような……となっている気がする。


……と言った所でしょうか。

こう書いちゃうと、なんだか夢も希望もないですね。

なんだか今年のカクヨムコンは参加するのやめようかなーという気になってきましたね。


そもそもランキング上位作品なんてほっといてもどこかの編集部からオファーされるんだから他にもっとあるんじゃないかと言いたくなるかもしれません。

まあでも現実なんてそんな物ですし、第6回のカクヨムコン中間で落ちた作品がその後12年ぶりのスニーカー大賞の大賞を受賞したりもしてるし、同じく第6回の最終で落ちた作品で元々編集部の方がチェックしていてオファーしていた事をこの前のカクヨム公式連載でも書かれていたのでチャンスは一つではないので皆様頑張りましょう。

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