第3話

その日の天気はとても良く、電車の窓からは真っ青な空がきらきらとしていました。


お姉さん、お姉さんは何が好きなの?

私?私は・・私は何が好きなんだろう


チャイムの音が授業の終わりを告げている。がたがたと周りの生徒が起立する。あわてて立つと、さようならと言うつもりで礼をする。実際に口からでたのはさいなーというなんともやる気のない声だけだった。

かんかんかん・・・と近くの踏切から音がする。


突然踏切の音がしました。どこかの駅に着くのかと思い、何処だろうと思った瞬間です。怖い、と思いました。


お姉さん、怖い

怖いの?大丈夫。こっちにおいで。


白く、柔らかい腕にぎゅうっと引き寄せられました。ひんやりとした肌の温度がざわざわする心を落ち着けました。

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青空電車 瑠璃 @9387

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