まるで小説の世界を生きてたんだろうか

@kooke

第1話小さい頃はただのおてんば過ぎて…

私が小学生だった頃、住んでいたのが田舎だったのもあり、木登り崖登り、なんでもござれだった。


家に帰れば大体ランドセルを玄関に放り投げては、「いってきまーす!!!」と叫んで飛び出ていくような子だった。

次女は私と5つ離れており、可愛くもあれば憎たらしさもあった。

おもちゃの取り合いなんて日常茶飯事。

「おもちゃくれないーーー!!!!」

って引っ張り合いなんてよくあって、うちもムキになって力任せに引っ張ったら次女の肘の関節が抜けた。


子供ながらに、(やべぇことした)ってきもちだけ出てきて、タクシーで運ばれる次女を戻ってくるまで縁側からずっと見てた。


戻ってくると次女はケロッとしていて、力任せにしてはいけないと学んだ瞬間だった。


更に私と7つ離れた三女は大人しかったイメージがある。

いつも次女と一緒で…私とは歳が離れてたからかな。


小さい2人がおばあちゃんのうしろに隠れてこっちを盗み見ながら何か言いたそうで…

「みそちゃんの事何で呼んだらいいか迷ってるんだって♪みそちゃんは何て呼ばれたい?♪」


っておばあちゃんに聞かれて、お姉さんって柄じゃないし、お姉ちゃんも気恥ずかしくて…「おねぇでいいよ。」って言ったら、小さい声で2人がおねぇって言ってたのも、優しい笑顔のおばあちゃんもよく覚えてる。

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