第12話

 胃腸並木を歩いていると十二指腸辺りでドバドバと液体が流れてきたので、リステリア菌は消滅したのだが、大腸菌は生き残ったようで、大仏様はずいぶんとお喜びになっていたそうだ。


 有権者の皆様に訴えたいのは、アイスクリームに塩コショウを振りまくかどうかと言うたいへん重要な問題なのであるが、実はリトマス紙を振りかけるとさらにおいしくなるのだ。


 交番に駆けよって捕まえたのは一匹の錬金釜であった。


 さすがの視床下部もこれには耐えかねたようで、ポルトガルを流暢に話す赤血球に嫌気が差したらしく、絶交を宣言したために人間が一人並阿弥陀仏。


 サブレー入りの回転寿司屋ののれんは、いつも大繁盛しているようで火事場のバカ力を発揮するために店ごと氷漬けにするという快挙みたいなことを成し遂げて大笑いをする。


 フルーツタルトを高速ベースランで平らげて、警邏隊を上裸体にしたのなら、色鉛筆の味がする空間消臭剤へと変貌させてあげるのが義理なんじゃないかと、ギリシャ神話の天照大神は呟くのだ。


 結界の張られたサランラップはアルミホイルだと言うことが判明する。


 ユーラシア大陸のように見えたが、あれはどうやら水素のようです。


 ワードとエクセルの違いは、ギター役がいるかいないかの違いだ。


 チゲ鍋と勘違いしてゾウリムシ食っちまった……!


 ベニスの商人の懐の温もりは尋常じゃないので、大技セイクリッドアローをお見舞いしようとしたのだが、持っているのは槍だと気がついた。


 ポン菓子のような風味のアマチュア魔術師の如し。


 衝動買いをして、ラブレターを額に貼り付け、風呂から上がって裸で街を駆けまわり、スマホを壁に叩き付けて割り、割り箸を妄想の世界に閉じ込めるという一連の流れを踏んだあと、ようやく祭礼が行われる。


 オートマティックなとても素敵なステッキは、風水にハマった。


 日本国民に告ぐ。サバ缶と鰯缶の金属部分は実はマグロの刺身だったと言うことを。


 再起不能に陥った才媛はサイエンスにハマり最近テンションを上げすぎて塞翁が馬だと言うことに気づかされたが最高裁で罰せられることになったらしい。




 なんだか今日は調子がいいみたいだ。


 ……なんて、前にも書いたような気がするな。

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